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  • 第52回
  • 株式会社 丸越 (愛知県名古屋市)

大好きな丸越さんのお漬物に取材前から大興奮!
	佐井さん
コロナ禍でのおうち時間、みなさんは何をして過ごされていますか?私は、大好きな「ぬか漬け」にハマっています♪キュウリやナス、ニンジン、そしてカブなんかもぬか床へ…そして、それをポリポリ食べるのが最高に幸せ〜。実は私、大のお漬物好きなんです!そんな私に朗報が…。今回のほっとWEBの取材先がなんと、お漬物の丸越さんとのこと。もちろん我が家の食卓でも、いつもお世話になっています。たくさんの人に長く愛される秘密は?そして、あの美味しさの秘密は?!さっそく取材に行ってきます。

季節や風土とともに受け継ぐ先人の技。
100年以上お漬物一筋です!

1914年、丸越の前身となる「野田屋本店」が 野田市次郎により創業されました。当時の名古屋市はニンジンやダイコンづくりが盛んだったため、漬物店がたくさんあり、競争も激しかったそうですが、品質にこだわり手間をかけたお漬物で勝負!戦後、株式会社丸越と改組すると、高級奈良漬だけでなく、浅漬けや一夜漬けなども手がけるように。そしてターニングポイントとなったのは、1954年の名鉄百貨店への初出店!当時この地域で漬物店が百貨店に出店するのは、とても珍しいことだったそうで、以降の多店舗・チェーン展開の基礎となりました。ところが、1959年の伊勢湾台風により、工場が壊滅し、一転大ピンチに…。ですが自社を立て直す前に、まずは同じように被災した取引先を支援したいと「お金ができてからの支払いで結構です」と小売店や問屋を救済することを優先したのだそう。するとこの丸越の無私無欲の姿勢が中央市場で評判に。のちに恩返しをしたいという取引先が増え、同時に起こったスーパーマーケットの台頭という流通革命の波に乗ることができたのだそう。さらに1968年には、業界初のフランチャイズ方式を導入。中京地区だけでなく、全国展開していくことになりました。1988年にはこちらも業界初となる浅漬けブランド「小夜子」を発表。CMなど積極的なプロモーションで、飛躍的に知名度を上げました。2006年には、株式会社香味小夜子を設立。丸越の専門店で取り扱う手作りのお漬物と、比較的安価で食卓に取り入れやすい小夜子ブランドを分け、戦略的に展開しているそう。どちらも美味しくて、私は大ファンなんです!2012年にはお漬物日本一決定戦「T-1グランプリ」(現 漬物グランプリ)の全国決勝大会で、法人の部 優勝。さすが丸越さん!と驚いたところ、なんと、その後の大会も連続で超優秀な成績を収めているそう…。ちなみに今年の大会の予選も1位&2位を獲得し、通過されているとのこと。この記事が公開される頃には、結果が発表されるらしいですよ。ワクワクしますね♪
  • マーケティング・ネット通販部 兼 商品開発管理部の柴田哲典さんに歴史や美味しさの秘密を伺いました。

  • お漬物愛あふれる柴田さんは、食育のアウトリーチ活動として、地域の小学校や子供会、コミュニティセンターなどで開催されるぬか漬け教室で講師をされているそうです。

  • みなさんご存知の「小夜子」シリーズがずらり。実は、中京地区限定(一部関西地区)だったなんて知らなかった!

  • 向かって左側、お花のようにかわいい「はにぃあっぷる」は、愛知商業高校の9名の生徒さんとコラボしたお漬物。右側のオシャレなお漬物は「ピクレッドサラダ」。セロリやキャロット、玉ねぎにブラックペッパーやオリーブオイルを使った洋風なお漬物です。

お漬物のこだわりと魅力、そして実食!

まずは丸越の代表商品「ジャンキムチ」からご紹介!ジャンキムチは1980年代の発売から今も愛される大ヒット商品です。当時の社長に「キムチといえば韓国。韓国に引けを取らない美味しいキムチを作って欲しい」とリクエストされた開発者は、本場韓国を訪れ、研究と工夫を重ね完成させたのがこのジャンキムチ。日本人の口に合うようにアレンジを加えているのが特徴です。直近4年間では、なんと6万4千ケース、256トンも販売されてるんですって!
続いては「塩分25%OFF羅臼昆布白菜」。こちらは、減塩だけでなく美味しさにもこだわっており、北海道の羅臼昆布とかつお節を生かした少し甘めの淡口醤油で漬け込んであります。こちらはジャンキムチを上まわる9万1千ケースで364トンを販売しています。
そして、話をしてくださった柴田さんが2009年に開発したという「サラキューこがし醤油風味」。こちらは、水分が多く傷みやすいきゅうりを薄く塩漬けにして生野菜のような新鮮さをキープ。焦がし醤油風味の漬け汁にはとろみを付け、味の浸透を緩やかにすることで、シャキっとした食感を実現しているのだそう。このアイデアはまさに革命ですね〜。ごはんのおともだけでなく、サラキューの名前の由来であるサラダのトッピングにもおすすめです♪我が家の食卓でも大活躍なんですよ〜!
そして小夜子ブランドからも大人気のキムチを2つご紹介。1988年に発売され30年以上のロングセラーとなる「美味かキムチ」は、工場のスタッフのアイデアを具現化し完成したものなのだそう。甘口で食べやすいキムチが多く発売されている中、この「美味かキムチ」は豆板醤由来の辛さと熟成感、甘さ控えめでスッキリとした酸味に、スルメや昆布のほか5種類の海鮮エキスを使ったコク深い味わいが支持され、根強いファンがたくさんいるとのこと。2つ目は、 “うまい”の名古屋弁“うみゃ〜”が印象的な「うみゃ〜でキムチ」。とっても親近感のわくネーミングで、私のハートをズキュン!マイルドな口当たりの甘口キムチで、江戸時代創業の老舗、かどや製油とのコラボで実現した「純正ごま油」の豊かな風味が決め手です。
  • キムチのタレには甘海老、トッピングには川海老と、2種類のエビを贅沢に使った丸越の「ジャンキムチ」は旨味たっぷり。

  • 小夜子の「美味かキムチ」と「うみゃ〜でキムチ」。どちらも絶品なのでぜひ食べ比べてもらいたいなぁ〜♪

  • 沢山のお漬物を前にテンションMAX。どれもこれも美味しそう♪

  • どのお漬物も美味しくて、ご飯一膳がペロッと消えてしまいました(笑)。ご馳走さまでした〜♪

佐井祐里奈の体験後記

佐井祐里奈の体験後記アイコン
2013年から「おつけもの彩時記」というタイトルで、お漬物の情報をfacebookで発信してきたという丸越さん。現在HPはもちろんのこと、TwitterやInstagramなどのSNSも活用し、管理栄養士が考案したお漬物アレンジレシピ(#漬レシピ)を発信中!そのまま食べて美味しい丸越&小夜子のお漬物を使って簡単にできるアレンジレシピは、あっと驚くような発想のものもあり、見ているだけでもワクワクしますよ♪ 中でも柴田さんイチオシをご紹介。西京白みそ漬くりいむちーずと大吟醸粕漬くりいむちーずをシンプルに、天ぷら衣をつけて揚げるだけ…。外はサクッと中はなめらか、ほんのり甘く風味豊かでお茶にも白ワインにも合う一品に変身するとのこと。さっそく今晩挑戦してみようかな♪
佐井祐里奈の体験後記

管理栄養士の資格を持つ槌田さん。お漬物は味もしっかりついており、野菜もカットされているものが多いので、忙しい時やあと一品などの料理に便利ですよと教えてくださいました♪

佐井祐里奈の体験後記

「ごぼうとナッツの胡麻味噌漬」のアレンジレシピ、餃子の皮の上にキノコ類をのせた一口ピザも実食。スタッフ一同大絶賛!他のお漬物アレンジレシピも試してみなくちゃ♪

COMPANY DATA

株式会社 丸越
http://www.marukoshi.co.jp/

1914年(大正3年)、野田屋本店として創業。野菜の旬や地域の風土により育まれた先人の知恵を大切に「つけもの一心」の精神で、100年にわたりお漬物の開発、製造、販売を行う。1980年代には、中京地区を中心に展開する浅漬ブランド「小夜子」を創設。近年は「新感覚彩果漬」ブランド「ピクレッドサラダ(ベジリエ)」を創設するなど、次の100年に向け、より豊かな御漬物文化の普及に努めている。

  • 佐井祐里奈プロフィール
  • 佐井祐里奈

    ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。

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