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  • 第48回
  • イチビキ株式会社 (愛知県名古屋市)

常備しているイチビキの調味料に
毎日助けられています!
	佐井さん
イチビキさんと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはやっぱり「献立いろいろみそ」。使い勝手が抜群なうえ、味わい深くて程よい甘さのみそだれは、やみつきになっちゃいます♪もちろん実家と祖父母の家にもあり、我が家を含めて三世代で愛用中!どのご家庭にもあるのでは!?というくらい、大人気ですよね。
そして、これからの季節に忘れてはいけないのが「赤から鍋スープ」!スーパーの鍋コーナーにひときわ目立つおなじみのパッケージがズラリと並んでいて圧巻。ついつい私も買って帰っちゃいます。名古屋名物「赤から」の味がおうちでいただけるのが最高♪
取材前によくよく自宅の冷蔵庫の中をあらためてみると「あれも、それも、これもイチビキさんだ!!」とびっくりするほど身近な商品たちが…!さっそく、イチビキさんの歴史から調査していきましょう♪

設立101周年を迎えたイチビキ株式会社!

安永元年(1772年)に豊橋市でみそ・たまりしょうゆの製造をはじめたのが、イチビキ株式会社の始まり。明治33年には中村兄弟商会の名で、みそ・たまりしょうゆの製造販売を始めます。そして明治44年、みそ仕込み桶「丈三桶(じょうさんおけ)」を完成。初代社長である中村慶蔵が考案したというその仕込み桶は、高さ・直径とも一丈三尺(約3.9メートル)、容量はなんと、約50トン!当時の一般的な仕込み桶は「六尺桶」と言われ、高さ六尺(約1.8メートル)、容量は約5トン…比べてみると「丈三桶」の大きさに驚きますね。職人の高い技術力でつくり上げた「丈三桶」がターニングポイントとなり、品質の良いみそを大量に生産することが可能になりました。
大正8年に大津屋株式会社を設立すると、工場の建設、研究所の開設、名古屋、東京に販売拠点を開設するなど、着実に成長を続けます。現在の社名である「イチビキ株式会社」になったのは昭和36年のこと。イチビキという名前の由来は、明治、大正時代に北海道で大豆の買い付けを行う際、俵に入った大豆をひとつずつ選別し、品質の良いものに付けていた荷印とのこと。かまぼこ板に毛ブラシを植え付けた「毛判」というものでつけられた荷印は「

」。スッキリ引いた一本線だったため、大豆原料業者の間で「一引き(いちびき)」と呼ばれるようになりました。初代社長の慶蔵は「一を引く、これは良い」と思い「

」を商標に採用。これがきっかけとなり、昭和36年にイチビキ株式会社に社名変更したそうです。ちなみに、当時はカタカナの社名はまだ珍しく、画期的なことだったそうですよ!
その後も時代のニーズに合わせて新たな技術を磨き、さまざまな調味料・加工食品の開発に取り組んできたイチビキ。料理を食べる人にも料理をつくる人にも笑顔を届けるため、「おいしさスマイル」を掲げ、品質を追求した商品づくりに邁進しています。
  • たくさん話をしてくださった代表取締役社長の中村光一郎さん。

  • 大津屋の荷印から生まれた商標「」。今見るとレトロでとってもオシャレなものばかり♪

  • 100年以上経った現在でも現役の仕込み桶として使われる丈三桶でつくられるみそは特徴的な渋みがあり個性的。これを隠し味として商品に使うんだそう。歴史が醸す・・ロマンがあるな~♪

  • みそ、しょうゆからはじまり様々な商品をつくり続けてきたイチビキ。さらに代表的な商品について伺います♪

「お客様志向」から生まれた主力商品たち。

昭和35年に発売され、現在もなお愛されているのが濃縮7倍の「つゆの素」です。しょうゆにだしを加えた即席調味料が市場に出始めると、イチビキもすぐに「品質」を最優先し4つの工場で試作に取りかかります。その結果、最も良い試作品をつくった横須賀工場での製造を決定!その品質の良さは、多くの支持を集めることに繋がりました。こうした中、くじ付きセールや1本購入ごとにひやむぎ1袋プレゼントなど、工夫を凝らした販売促進活動を展開。発売10年目には、愛知県内でのシェアが80%に届くほどの圧倒的な人気を誇りました。
昭和60年には東海市の工場内に食品工場を新設し「水煮大豆」を開発。レトルト殺菌設備を導入することで、新たな分野である「食品の商品開発」に注力できる体制を整えました。
看板商品である「献立いろいろみそ」の販売を開始したのは、平成7年のこと。外食化や核家族化が進むことで、親から子どもへと家庭の味が伝わりにくくなる中、家庭料理をもっと簡単につくりたいというニーズに応えるべく誕生した商品です。コクのある豆みそに米みそを程よくブレンドし、甘みを加えて練り上げたみそだれは、東海エリアを中心に大人気商品に成長しています。特徴の一つでもあるユニークな容器は、当時の社長がゴルフ場で出会ったスポーツドリンクがきっかけで誕生。スパウトと呼ばれる飲み口があるキャップ付き容器に「これだ!」とひらめき、その場からすぐさま会社に電話をしたとのこと。そのスピード感に脱帽です。さらに、献立いろいろみそを使ったメニューやレシピが多数試作検討され、そこから厳選したものを献立ミニブックにまとめて添付し販売。実際に使うお客様のことを一番に考えてくれているのが伝わるなぁ〜♪本当に助かります!
  • 60年も愛されている「つゆの素」には歴史を感じます。ラベルの裏にはメニュー紹介もあってうれしい~♪

  • 創業248年を誇る大豆のプロフェッショナルだったからこそできた商品ですね。パパッと使えて、らくち~ん♪

  • 日本一売れてるみそだれ「献立いろいろみそ」にこんなに種類があったなんて!(関西エリアには、白みそバージョンがあるんですって。気になります!)

  • 北海道産100%の無洗米もち米を使用した「らくらく炊きたて赤飯おこわ」は、炊飯器で簡単に美味しいお赤飯ができちゃいます!

佐井祐里奈の体験後記

佐井祐里奈の体験後記アイコン
名古屋名物「赤から」とコラボした「赤から鍋スープ」は、お店の味をいかに再現できるかを徹底的に追求。その結果、当初の発売予定より2ヶ月遅れてしまったそうです。唐辛子原料の組み合わせを決めたり、工場で製造する際に味の再現性を高めたりするのが難しかったとのこと。でも、「お客様の立場に立ち、お客様に選んでいただける品質を追求した商品づくりを」との信念を曲げず、妥協することなく開発に取り組んだそうです。カッコいい〜!その他、近年ではお客様にイチビキの商品をさらに幅広く活用してもらおうと、SNSなどで積極的にレシピも発信中。商品を届けて終わりなのではなく、その先の笑顔あふれる食卓のためだと聞いて、ジーンとしてしまいました。これからも楽しい家族との食事のど真ん中にイチビキさん♪お世話になります!
佐井祐里奈の体験後記

私も大好物の赤から鍋スープ!シメはチーズリゾットがオススメだとSNSの中の方に教えてもらいましたよ〜♪今度やってみよ〜♪

COMPANY DATA

イチビキ株式会社
https://www.ichibiki.co.jp/

1772年(安永元年)創業。1919年大津屋株式会社を設立し、1961年イチビキ株式会社に社名変更。みそ、しょうゆ、それらをベースにした商品開発力で、東海エリアを中心に商品を展開する調味料・食品メーカー。初代社長の中村慶蔵氏が考案した巨大な仕込桶「丈三桶」には品質第一、創意・工夫の精神が込められ、100年以上経った現在も現役であり、日本一大きな木製のみその仕込桶として有名です。

  • 佐井祐里奈プロフィール
  • 佐井祐里奈

    ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。

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