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  • 第45回
  • 春日井製菓株式会社 (愛知県名古屋市)

子どもから大人まで、
み~んな大好き春日井製菓♪
	佐井さん
今回の取材先は、人気のお菓子をたくさん世に送り出している春日井製菓さん♪取材前に予習をしてみると……「のどにスッキリ のどあめ」「黒あめ」「ミルクの国」「つぶグミ」「グリーン豆」「いかピーナ」「うすピー」など、大人になったいまも、見つけたら食べてしまう大好きなお菓子のオンパレード!これはテンション上がる〜♪と取材先の住所を確認すると「名古屋市西区!?」あれ……本社は「春日井市」にあるんじゃないの〜?ということで、さっそく調査にいってきま~す!

歴史と新しいお菓子の魅力いろいろ♪

まずは歴史から。1928年、名古屋市西区に春日井清雄さんが、春日井商店を創業したのが始まり。てっきり春日井市にあるから「春日井製菓」だと思っていた私。創業者のお名前だったとは、たいへん失礼いたしました!
その後、目先の利益にとらわれることなく、質の高い商品・お菓子づくりに邁進することで少しずつ軌道に乗り始めたという春日井製菓。1947年に発売したキャラメルは、美味しい上に粒も大きいとたいへん喜ばれたそう。それを弾みに次々と新しい商品を開発、本当に多くの種類のお菓子を世に送りだしています。ほぼ1世紀、92年という歴史の重さをしみじみと実感したところで、今回は2つの商品について話を伺います!
まずは1957年から製造している「こんぺいとう」。工場を見学させていただいたのですが、ビックリしたのが工場内の暑さ…!室内の温度を40度以上にしないと、蜜の乾きが悪くなり、こんぺいとうの角がうまくできないんだそう。あの暑さの中、昔は職人さんが手作業でこんぺいとうを作っていたというから驚き。しかも、1粒のこんぺいとうをつくるのに、約1ヶ月もの時間がかかるんですって!数年前に大部分が自動化されたそうですが、温度・窯の角度・火の加減・時間の調整など、重要な工程に職人の勘と経験を集中させることで、これまでよりもさらに愛情を込めて作られています。春日井製菓の高い技術力が作り上げたキレイなこんぺいとうは、透明感があって本当に美しかったです。今度からはひと粒ずつ大切に食べようっと…!
続いて7月6日に一部コンビニにて先行発売されたばかりの「リプトンフルーツインティーグミ」。その名の通り、リプトンの人気商品であるフルーツインティーをグミにしたというコラボ商品です。紅茶のグミを作るのは初めてだったということですが、リプトンの味をグミで再現するため、何度も失敗しながら、でも諦めず完成にこぎつけた自信作とのこと。フルーツインティーの華やかな香りと味わいが口いっぱいに広がる絶品グミでした。そして、さらに新しいフレーバーを発売するべく、社内一丸となって開発中とのことなので、楽しみで胸がワクワクしちゃいます♪
  • 商品開発部の田内菜月さんの「時間をかけてこんぺいとうを『育てて』います」という言葉にほっこり、愛を感じます!

  • 味付きのこんぺいとうは、製造時の高温の影響で香りや味が飛びやすいので、理想の味を再現するのが難しいんだそう。

  • 一番左の小さいこんぺいとうが出来るまでに、3週間。次はそれから2日半。次はさらに1日半。こんぺいとうが完成するまで、なんと約1か月…!

  • 赤ちゃんサイズのこんぺいとうが、カラフルなこんぺいとうになるまでの過程を考えると、「可愛い」プラス「愛しいなぁ」という気持ちになります!

  • 笠取北工場工場長の谷口茂さんが自信を持ってオススメしてくださったリプトンとのコラボグミ、絶品でした!今日、さっそく買って帰りますね♪

  • 味も百点満点!そして、SNS映え間違いなしの可愛いパッケージでした♪

実は海外でも大ブレイクする
春日井製菓のグミたち!

続いて、東京にいらっしゃる貿易課の井上 由香さんにリモートで「海外輸出用のグミ」について話を伺いました。そもそも海外用のグミを作っていたなんて、驚きですよね!
元々、1990年に発売されたというこちらのグミ。日本国内向けに開発されたものだったのですが、その当時、グミの文化がなかった日本では、売れ行きが伸びず苦戦していました。ところが一方、海外で人気に火がつきその9割を輸出することに!いまでは、海外専用の商品になったとのこと。そしてなんと!1年の売り上げの約1割が貿易課の売り上げだそうです。スゴイー!
なぜ、春日井製菓のグミが海外で人気なのか……。海外のグミはただ硬くて甘さが強いだけの商品が多い中、袋を開けた瞬間の豊かなフルーツの香り、やわらかくジューシーな味わいが特徴の春日井製菓のグミは大人気に♪試食させていただいたのですが、さわやかなフルーツの魅力が口いっぱいに広がる本当に美味しいグミでした…。日本でも買えるといいのに〜!
その美味しさの秘密は、原価が高くなってしまったとしてもすべてのグミに果汁をしっかりと使うこと。そして繊細な味わいになるよう地道に研究を重ねた事だそう。海外向けだから甘ければ良いのでは?と少しでも思った自分が恥ずかしい……。妥協せず美味しさにこだわる、さすが春日井製菓です。そんな美味しさにこだわったグミのもう一つの特徴は、個包装であること。個包装のグミって日本ではあまり見かけませんが、海外では美味しいものをシェアする文化があることから、グミやお菓子もシェアできるようにと考え個包装に。細やかな気遣いがあたたかいなぁ〜。
  • 今回は、東京とのリモート取材にも初挑戦!井上さんのグミに対する熱意が、PCの画面を通してビシビシ伝わってきます。

  • 貿易課の井上さんです。今年の9月にはパッケージをリニューアルし、「フルーティア」という新しいブランド名での展開をされるそう。まだまだ進化するのですね〜♪

  • 砂糖やゼラチンなどを溶かして混ぜた、グミのもと。ジューシーでやわらかな食感に仕上げるため、季節によって原材料を使い分けてるんですって。

  • とっても可愛らしいグミが整然と並ぶ工場の中は、フルーティーで、甘〜い香りが漂っていました!

  • キャンディよりもやわらかいグミを個包装にするのは、高い技術力が必要なんだそう。春日井製菓では、1分間に800個も包装できるんですって!

  • 次々に梱包されるグミたち。名古屋で作られたグミたちが、世界35か国に届けられると思うと、とても誇らしい!

  • 海外向けのグミは、全部で11種類もあるそう!選ぶ楽しさがありますよね♪ライチ味・ゆず味・スイカ味など、珍しいフレーバーも人気です。

  • パッケージは日本製であることがわかるよう、カタカナ表記が!裏には英語で原材料などが明記されています。よく見ると、NAGOYA , JAPANの文字が!

佐井祐里奈の体験後記

佐井祐里奈の体験後記アイコン
春日井製菓の皆さんの「こんぺいとうが新しいお菓子に埋もれてなくなってしまわないように、こんぺいとうの魅力、そしてその奥にある物語を伝える事は私達の大きな使命だと思っています」という言葉が忘れられません。日本に留まらず、世界各地で皆に愛されるお菓子をこれだけ出している会社にもかかわらず、決して手を抜くことなく全てのお菓子を大切に思う姿勢に心を動かされました。
どの社員の方も、これから発売予定の未来のお菓子のお話(新しい味やパッケージ、楽しみだなぁ〜!)をしてくださるので、ワクワクする時間を過ごせました♪創業92年の春日井製菓さん、まだまだ進化の途中のようです。これからも目が離せませんね♪
佐井祐里奈の体験後記

リプトンフルーツインティーの味わいそのものがグミになっていて感動しちゃいました♪今日一番の笑顔です(笑)!

COMPANY DATA

春日井製菓株式会社
https://www.kasugai.co.jp/

1928年(昭和3年)、名古屋市西区輪の内町に春日井商店として創業した菓子メーカー。現在は、キャンディ、グミ、豆菓子などを国内のみならず、海外35か国に輸出。美味しさと安心、多くの人に愛されるお菓子づくりを目指すとともに、環境、社会活動などさまざまな取り組みにも注力しています。

  • 佐井祐里奈プロフィール
  • 佐井祐里奈

    ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。

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