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  • 第44回
  • 川上産業株式会社 (愛知県名古屋市)

そこにあると、なぜかつぶしたくなる不思議なプチプチ®の魅力…!
	佐井さん
今日の取材先はプチプチをつくって52年の川上産業株式会社さん!ところで、みなさんはプチプチをつぶしたことってありますか?プチプチをつぶしたことのない人なんていないのでは?と思うくらい、なぜかつぶしたくなるプチプチ。取材中も手に取るたびにプチプチ欲がわいてきて大変でした!隣にいるスタッフも気づいたらプチっとな(笑)。プチプチとつぶすと…なぜかスッキリする!不思議な魅力をもったプチプチ。実はプチプチという名称は川上産業さんの商品名で、商標登録もされているのです。知らなかった!そんなプチプチ一筋、川上産業さんの歴史から調査していきます。

プチプチの歴史とプチプチの魅力いろいろ♪

創業者の故・川上聰さんが、外国の技術情報の中から気泡シートの存在を知り、当時勤めていた会社を辞めて(すごい決断力!)、独自に製造機械の開発を始めたのが1963年頃。これが川上産業株式会社の始まりでした。ちなみに、プチプチと言う名前を商標登録したのは1994年。それまではエア・バッグという名前で呼んでいたそうですが、二代目の社長である川上肇さんが社内の「プチプチなんて恥ずかしくて言えない」という反対の声を押し切って名前を変更したそう。名前をプチプチに変えたことで、なんと売り上げUP!これが大きなターニングポイントとなりました。
さらに、川上産業はプチプチを包装資材としてだけではなく、人をひきつける魅力のあるものとして捉え、面白い商品を世の中に出しています。その一つが2007年に発売されたおもちゃの「∞プチプチ®」。なんと累計300万個以上売れたそう。つぶしていると100回に1回だけヘンな音がする、ユニークなおもちゃです。これは川上産業のプチプチには、1万個に1個ハート型が隠されているのですが、その面白さをおもちゃにも採り入れたとのこと。遊び心がありますね♪ほかにも、2001年に発売した「プッチンスカット®」は、今年6月に6代目が発売された人気商品です。暇つぶし専用という事で、プチっとつぶすと、ぱちっといつもより良い音がでるのが特徴。通常のプチプチの3倍の破裂音だとか。そんな川上産業は8月8日をプチプチの日(日本記念日協会認定)として、毎年イベントを開催。オリジナルプチプチグッズを、全国の川上産業の事業所の最寄り駅などで配っています。残念ながら、今年はコロナの影響で毎年恒例の配布イベントは中止になってしまったそうですが、代わりに地域の小学校などにプレゼントするんですって!
  • お客様係 部長の浅井雅之さん。プチプチ愛が溢れていて、とても楽しい話をしてくださいました♪

  • こちらが1万個に1個の割合で出現するラッキープチ。今では広く認知され、切り取ってお財布に入れている方もいるんですって♪

  • 過去、プチプチの日である8月8日に配られた歴代のプチプチグッズたち。うちわや名刺入れなど、どれも可愛い♪

  • なつかしいなぁ~、∞プチプチ。授業中にこっそり遊んでいたら、音が鳴って慌てたことは内緒です(笑)。

  • 歴代のプッチンスカットたち。実は少しずつ進化していて最新版は右のトイレットペーパー型のもの。面白いなぁ♪

  • プチプチさせてもらっているところ。プチっと弾ける音がたまらないなぁ〜。不思議と気持ちがスッキリするのです。

川上産業の技術力の高さと進化系プチプチ!

現在、川上産業が製造するプチプチの数はなんと100種類以上!中でも人気があるのがハートプチ®。これは開発に3年かかったそう。丸ではなくハートの先端のように尖っている部分があると、その部分のフィルムが薄くなってしまい、すぐに破れてしまいます。緩衝材としての効果がなくては商品化できないので、時間をかけ研究しやっとの思いで商品化に成功!さらに、再生原料からつくるプチプチを15年も前から製造・販売するなど、技術力を強みとした数々のプチプチを世に送り出してきました。私達がなかなか目にすることがないプチプチの一つに、なんとリニア中央新幹線のトンネル工事に使われるプチプチがあるとのこと。その名も「モイスチャータックプチ®」。トンネル内に打設したコンクリートに簡単に貼り付けることができ、効果的に保水養生を実現することで強度や施工の効率化にも寄与するそう。人目につかないところでも、プチプチは大活躍しているんですね!その他、外国の方に人気があるのが「浮世絵ぷちぷち®」。なんとグッドデザイン賞やダウ2019年度パッケージングイノベーション賞などを受賞!和のおもてなしを表すお洒落なプチプチです♪
そんなプチプチの兄弟にあたるのが、真珠のように美しい「プラパール®」。キャップとよばれる円柱凸凹シートを平らなシートで挟んだ、軽くて丈夫、リサイクル性にも優れるプラスチックボードです。災害時の救護用品やパーティション、仮設更衣室など使い道はいろいろ。無限の可能性を秘める「プラパール」。これからどんどん活用されていくことを楽しみにしています!
  • ピンク色のハートプチ。こんな可愛らしいプチプチで包まれていたら、ときめいちゃうなぁ〜♪

  • 江戸時代、陶磁器などを輸出する際に刷り損じた浮世絵を緩衝材として使ったことで西洋に広まったジャポニズム。時代を超えていま蘇る、浮世絵ぷちぷち。

  • プラパールは想像以上に軽くて丈夫。持っていることを忘れるレベルで、しばらくずっと抱えたまま取材していました(笑)!

  • プラパールを素材とした「クイックスペース 72」。災害発生から72時間以内に、プライベート空間を作り出せる商品です。東日本大震災でも、多くの人を支えました。

人事担当者からのメッセージ

川上産業が求める人材は「自分自身で考えられる人」そして「自ら行動出来る人」です。
入社前に必要とされる特別な知識はありませんが、入社するまでにバイトでも遊びでも何かに一生懸命取り組むことが大切。その経験が、仕事にも生きてくると思います。
入社後は新人研修に始まり、入社2・3年目まで他部門研修や1泊2日の新人卒業研修など、手厚い研修制度が整っています。その都度目標を持ち、未来を思い描きながら働くことができますよ。ほかにも、挑戦したいことを実現できる環境が、大きなやりがいを支えています。職場はとても風通しが良く、社長に直接思いを伝えることができる「てーあん制度」があるのも特徴の一つです。福利厚生なども社員の意見により改善されているので、より働きやすい環境が作り上げられています。
就職活動で大切なのは、その会社でどのように働きたいかをきちんと想像ができることです。就職はゴールではなくスタート。多くの人と出会い、いろいろな会社のことを知ることができるのは「今」しかありません。貴重な就職活動という時間をぜひ充実させてくださいね!

(総務部主任 渡邊千咲さん)

佐井祐里奈の体験後記

佐井祐里奈の体験後記アイコン
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休校中だった子ども達に「楽しみ」を届けるため、プチプチを無料で約500人に配ったという川上産業さん。その他、プラパールを素材とした「飛沫防止パネル」を病院に寄贈したというエピソードも教えてくださいました。そして、「プラパール」はこれから「withコロナ時代」を生きていく私達の生活において、欠かせない存在になっていくのではないかと感じました。
取材をしていて、やっぱりプチプチは不思議なパワーを持っているなぁと改めて実感。老若男女問わずチンパンジーだって、そこにあればつぶしたくなるプチプチ。つぶすことでスッキリしたりニッコリ笑顔になったり、ただの緩衝材ではないよなぁ〜。
2010年に起きたチリ鉱山の落盤事故では、閉じこめられている作業員に在日チリ大使館を通じて「プッチンスカット」を贈り、駐日チリ大使館より感謝状を頂いたこともあるそうです。これからも世界中の人々を、癒し包み込むプチプチでいてください♪
佐井祐里奈の体験後記

東海道新幹線沿線に設置された、インパクト大!な新幹線看板。現地に行けば二次元バーコードも読み込めるそう♪今度新幹線に乗ったらこの看板を探してみよう〜♪

COMPANY DATA

川上産業株式会社
http://www.putiputi.co.jp/

1968年(昭和43年)創業の梱包資材メーカー。創業者である故・川上聰氏が、外国の技術情報の中から気泡シートに着目し、独自に製造機械を開発。1994年には「プチプチ」と名付け、現在は高い技術力を背景に、国内50%のシェアをほこる企業として着実に成長しています。

  • 佐井祐里奈プロフィール
  • 佐井祐里奈

    ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。

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