-
-
第42回
-
株式会社MOLATURA (三重県四日市市)


まずは会社の歴史に迫ります!
-
代表取締役の山添卓也さん。いろんなことに挑戦する姿勢がとてもカッコよく、ステキな方でした!
-
この金属のワイングラスからすべてがはじまり、印鑑、潜水艦のモーター、土鍋、宇宙航空産業と、さまざまな出会いが生まれました。
-
2015年にはグッドデザイン賞を受賞したSAMURA-IN!個人印もあるので、息子が20歳になる時にプレゼントしたいな~。
-
法人印セットを購入するとオリジナルBOXがついてくるそう。お仕事もきっとうまくいきますね!
唯一無二の蓄熱調理土鍋、ベストポットの魅力とは?
その特徴は、鍋全体にまんべんなく熱を伝えられる羽釜(はがま)形状。さらに、鍋の中で熱が対流する二層構造。まるでスカートをはいているような可愛らしい形ですが、これが蓄熱調理や無水調理を可能にする秘密のひとつなんです。この鍋本体は、地元・四日市の伝統工芸であり、土鍋の全国シェア80%をほこる萬古焼。しかしその特殊な形状をカタチにできるメーカーがなかなか見つからず、途方に暮れていたところ……。山添さんの高校の同級生でもある、水谷商店の水谷泰治さんが協力してくださったそう。水谷さんは見たこともない形状に戸惑いながらも、圧力鋳込みという製法で課題をクリアします。そして、もうひとつの秘密は鉄鋳物の蓋にあります。本体と異なる素材を用いたのは、その重みにより気密性を高めるため。さらに裏側に並んだ凸凹やその形状により、素材の旨味を含んだ蒸気を循環させ無水調理を実現しています。その鍋本体と蓋の接合部分を1/1000mm単位(ちなみに人間の髪の毛は 1/10mmほど!)で精密に削ることで、唯一無二の調理器具「ベストポット」が完成します。
現在は土鍋の弱点でもあったIH非対応の課題を大阪の町工場と協力してクリア。オール電化(IH)に対応したベストポットもラインナップされてるんですって!!なんてスゴイのかしら~!
-
お米を炊くのはもちろんのこと、煮物やスープ、蒸し焼きに向いています。チャーシューやプリンなども作れるそう!
-
温められる鍋の底、羽釜の形状、空気層にたまる熱、この3つの作用(トリプルヒート効果)により熱を保持することができるんですって。
-
鉄鋳物の蓋の重みにより気密性を高め、裏側に並んだ凸凹が素材の旨味を含んだ蒸気を循環させて、蓄熱・無水調理ができちゃいます♪
-
高精度に鍋と蓋を削ることで、食材のうまみが逃げ出す隙を与えません!ですが、ほんの少し(5/100程度)「楕円」に削ることで、鍋と蓋を離れやすくしています!
-
鍋の内側には阿蘇山の火山灰を釉薬として使用。鉄分を多く含んでいるので遠赤外線放射率が安定して高くなるとのこと。
-
土鍋ごはんは火加減が大変なんだけれど、ベストポットがあれば初心者でも簡単に激ウマの土鍋ご飯が炊けるそう♪お腹がすいてきた~!
佐井祐里奈の体験後記


汚れがどうしても気になる方には1,000円でリペア(焼き直し)サービスを。割れてしまった場合にもリプレイスメント(お取り替え)サービスがあるそうです。

株式会社MOLATURA
ベストポット公式HP
https://www.bestpot.jp/
株式会社中村製作所HP
https://www.nakamuraseisakusyo.co.jp/
自社の加工技術と価値を高めるため、2015年に自社ブランド「MOLATURA」を立ち上げ、チタン製の印鑑SAMURA-IN(サムライン)を発表。2018年には「株式会社MOLATURA」を設立し、唯一無二の蓄熱調理土鍋「ベストポット」を発表する。1000分の1ミリを「削る」精密加工の技と、四日市の伝統工芸「萬古焼」が融合した新しい土鍋は、雑誌やテレビなどで取り上げられ大反響を呼び、現在は納品まで3か月待ちの人気ぶりです。
-
-
佐井祐里奈
ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。