
第11回愛知ドビー株式会社(名古屋市)
ずっと気になっていた、世界最高の鍋「バーミキュラ」
インスタグラムなどのSNSでも話題沸騰のバーミキュラ。最大の特徴は無水調理を可能にする非常に高い密閉性。野菜の水分やうま味を逃さないから、調味料をほとんど使わずにおいしく仕上がるそうです。嫌いな食材もバーミキュラを使って調理すると食べられるようになる…そんなエピソードを皆さんも耳にしたことがあるのでは?なんと愛知ドビーの社長である土方邦裕さん自身も、バーミキュラで苦手だったニンジンを克服したとか…。そんな魔法みたいな鍋、存在するの~?と期待半分疑い半分(笑)。自宅で取材の準備をしていると…「お!まさかバーミキュラの取材か?お父さんも欲しくて調べたことがあるんだよ。スゴイ鍋なんだよ!」と父が驚きの発言(笑)。普段ほとんど料理をしない父ですら欲しがる魔法の鍋バーミキュラ、気になる~!早速調査してきますよ~♪
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代表取締役副社長の土方智晴さん(左)。代表取締役社長の邦裕さん(中央)。
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フタと本体に取り付けられたダブルハンドル。持ちやすくて重さを感じにくいです♪
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指先ひとつで設定可能、スマートタッチキー。30度から95度まで、1度刻みの温度設定が可能!
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やさしい色、フタの裏や鍋の底の形状など、ひとつひとつに意味がありますよ。これまでに27万台以上売れてるんだって!
①食材を切ります。②ポットに玉ねぎを敷き詰め、上に他の食材を並べます。③塩・胡椒などで味を整えてフタをして、弱火で50分加熱します。④完成です!
あっという間に出来上がりました♪驚いたのはコンソメなどのダシを一切使わないこと!なぜなら、野菜やベーコンから充分に甘みやうま味が出てくるから。食べてビックリ、シンプルな味つけだからこそ実感できる食材ひとつひとつの美味しさ。あぁ、こんなに野菜って甘くて濃厚な味わいで香り高いんだなぁと実感できます。嫌いな食べ物が食べられるようになる、そんな逸話も心から理解できました。その他、炊きたてのご飯にローストビーフ、炒飯に炒め物など…。どれを食べても感動の美味しさ!お米ってこんなに一粒一粒が立っていてモチモチして甘いんだなぁ…。炒飯は具材の美味しさが調和していてお米もパラパラで絶品。ローストビーフは今まで食べてきた中で一番美味しくて感動!自分でつくった炒め物は…。玉子はフワフワ、野菜はシャキシャキ、お肉は柔らかい!完璧な出来栄えでした♪嬉しい~♪楽しい~♪美味しい~♪
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本当にバーミキュラ ライスポットで簡単に美味しいお料理が作れるのか、大調査です!
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ハイパワーIHコイルが鍋底を均一に加熱するから、炒め料理もムラなく理想的に仕上がります♪
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ポトフはコンソメなどのダシを使わず、玉ねぎ・じゃがいも・にんじんなどの野菜とベーコンやソーセージをつめただけ…。
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イイ香り~~♪スイッチを押して待つだけでポトフが完成!信じられない簡単さ…。
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家庭でつくるにはハードルの高いローストビーフも、この通り!絶妙な火加減が必要な低温調理を誰でも楽しめます♪
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バーミキュラ ライスポットで手軽にできるご馳走メニューがズラリ。ホームパーティみたい♪
誇り高きメイドインジャパン。一切の妥協を許さない職人さんの素晴らしい技術に涙が出そうでした。
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鋳造工程です。厳密な成分調整と鉄を流し込むスピードや温度の管理が大切とのこと。約1500度、暑いよ~!熱いよー!
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一つひとつ職人さんが丁寧に作り上げていきます。完成までに何千回とトライ&エラーを繰り返したそうです。
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精密加工工程です。職人さんの経験と勘で繊細な調整を繰り返し0.01mm以下の精度で削り込んでいきます。
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どの方向からも紙を通さないのです!フタと本体の設置面を精密に削る技術力の高さに震えました。
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ホーロー工程です。職人さんの手作業でバーミキュラ全体にガラス質の釉薬を吹き付けます。気温や温度に応じて塗り方を変えるとのこと。
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焼成の工程。約800度で焼き上げます。なんと、「釉薬の吹き付け・乾燥・手仕上げ・焼成」の工程は3度繰り返されるそうです。この後厳しい検査を経て、やっと完成~!
メッセージ
人事担当者からのメッセージ求める人物像としては、変化の多い会社ですので、その変化を素直に楽しめる方。新卒採用でもキャリア採用でも「これがやりたい」と凝り固まった意見を持つのではなく、状況によって変わる会社の方針に一緒に向き合っていけるのがベストです。
入社前に必要な知識はほとんどありません。料理の知識も必須ではありません。それよりも、相手の立場に立って物事を考えられることが大切だと思います。
また、規模が大きすぎないため、その分やりがいも大きいです。こんなことまで自分でやれるのかと感じるのか、こんなことまでやらなければいけないのかと感じるのか、心持ちひとつで変わってきます。年齢や立場に関係なく、社長や副社長とも話をして仕事をすることも多いです。そんな状況を一緒に楽しめる方、お待ちしております!

常務取締役経理総務担当 森祐介さん
佐井祐里奈の体験後記

「世界一、素材本来の味を引き出す鍋」を日本の職人の手で作りたいという強い想いが、誰にも真似できないホーロー鍋を生んだのですね。
SHOP DATA
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■愛知ドビー株式会社
http://www.vermicular.jp/company/
1936年に愛知県名古屋市で創業された老舗鋳造メーカー。メイド・イン・ジャパンの鋳物ホーロー鍋「バーミキュラ」は、3代目の兄弟の「町工場から世界最高の製品を作りたい」という想いから誕生した。
「一生大切に使って欲しい」との願いから、古いホーローを全て剥がして再ホーローコーティングする、リペア(再ホーローコーティング)サービスも実施。ほかにも、メッセージや名前を型から削り出して鋳物の文字を作り、世界にひとつだけのバーミキュラをオーダーできる、ネーミングサービスなどもある。 |
PROFILE
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佐井祐里奈 ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。 |