元々は酒造業を営んでいたというミツカン。そもそもお酢づくりをはじめたキッカケって何だと思いますか?
博物館「MIZKAN MUSEUM」の館長、大辻美里(取材当時)さんにずばり伺いました。
「酒をつくると大量の酒粕ができる。なんとかこの酒粕を生かす道はないものか」という創業者であり初代の中野又左衛門のつぶやきがきっかけで、お酢づくりが始まったということです。
つまり「酒粕のリサイクル」がミツカンのお酢のはじまりだったのです。しかも、当時は酒に酢酸菌が加わると酢になることから、いわゆる酢は酒の失敗作。酒造家にとって酢をつくることは、ダブーだったとのこと。え~、驚き!
現在のミツカンの原点となるお酢で、30年ほど前に社長をはじめとする社員全員が協力して完成させたそうです。香りはとにかく芳醇でとってもまろやかな味わい…、時代をこえて愛され続ける「山吹」に胸がときめきます。
お酢への愛情でいっぱいの大辻さん。博物館の魅力をたっぷり話してくれました。
江戸でブームとなった歴史ある「山吹」。見た目も香りも全く違います~!
弁才船。思わず写真を撮りたくなる大きさ。見学者の皆さんはこちらでお写真を撮っていました。
遊園地のアトラクションに乗っているみたいで、大人も大興奮。かなりの迫力ですよ。
オリジナルラベルの「マイ味ぽん」がつくれます。「ポン顔」でパチリ…(笑)
すし職人の衣装で「へいおまち~!」粘土で握り寿司体験、難しかったけれど楽しいです。
CM「酢の力」拝見中。前代未聞の変わったCMなんですが、お酢の良さがストレートに伝わってきます。
スーパー便利な新製品に取材を忘れて喜んでしまいました。
早く使ってみたい!
ミツカンの新製品の開発には、社内での数え切れない会議はもちろん、味確認室(という部署があるそうです!)、一般の方の意見を反映。さらに、一番近い消費者でもあるスタッフのご家族の反応も参考にしているんだとか。
新商品を冷蔵庫に入れて、自然となくなるものは「売れる」。ずっと残ったままだと「厳しい」。特にお子さんの反応が素直なんだそう。
つまり、新商品は亀山さんのお家の冷蔵庫審査を乗り越えたものということ(笑)
なんか親近感が湧きますよね。やっぱり使う人のことを1番に考える商品が愛されるのかなぁ。
次はどんな「酢」てきな新製品が出るのかとても楽しみです。
魅力たっぷりの新商品を前にしてニコニコ笑顔の亀山さん。
愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。
ツイッター:@yunna_s31