
No.45
伊賀くみひも職人 (藤岡組紐店)

新風を送り込む若き職人にお会いしました!


伝統的工芸品の伊賀くみひもって、
どんな時に使われるのかな?
着物の仕上げに欠かせない帯締めの伊賀くみひもが出来上がるまでには、とても長い時間を要します。最初に絹糸の本数と長さをそろえ、八丁と呼ばれる「撚りかけ車」で糸によりをかけ、染め上げるまでに2か月かかることも。そこから糸を高台にセットし、黙々と組み上げること数日。複雑な柄になると、1週間かけて組み上げることもあるそうです。「組み紐の難しいところは、ただ時間をかければいいわけじゃないんです。しなやかで使い心地のいい帯締めに仕上げるため、正確に素早く組むことが重要。職人の仕事に終わりはありません」と、4代目が教えてくれました。
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店舗兼工房で4代目・藤岡潤全さんと。「今日はよろしくお願いします!」
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高台に座り、実際の作業の様子を見せてもらいました。「これは68個の玉を使って、組み上げています」(4代目)。
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糸に張りを持たせるため、先には玉と呼ばれるおもりが巻き付けられています。
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帯締めのオモテとウラの柄を同時に組み上げるためには、長年の経験と職人技が必要です。
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竹ベラで目をきれいに詰めていきます。左右均等に力を入れなければ、真っ直ぐに組むことも難しいといいます。
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「こんなに細かい目を一つひとつ手で組み上げるなんて、気の遠くなる作業だね……」(ハルちゃん)。
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少しずつ柄が姿を現します。「糸を染める時点で、柄や色の組み合わせを考えているなんて、職人さんの頭の中はどうなってるの?」(ハルちゃん)
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これが話題のモケモケシリーズ。「ワンピースのアクセントにしてもかわいいね!」(ハルちゃん)。
伊賀くみひもの製作体験に挑戦したよ!
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「丸台を使って、伊賀くみひもを組んでみたいと思います!初心者向けの8玉に挑戦です」
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「まずは緑色の糸を右回りに、2個先の糸まで移動させて……」
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「次はピンクの糸を左回りに、2個先の糸まで移動させて……。あれれ…あってるかな?」
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少しずつ、カラフルな組紐が組み上げられていきます。
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「4代目に飲み込みが早いって、褒められちゃった!」
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組み上げた組紐は、かわいいキーホルダーに加工。「みんなもぜひ、体験してみてね!」
体験の様子を動画でもCHECK!



ハルちゃんの感想は……?



藤岡組紐店(ふじおかくみひもてん)
昭和14年(1939年)の創業以来、最も緻密で格調高い組紐を組むことのできる高台を用いて、着物の帯締めを中心に製作。工房兼店舗では、伝統的な伊賀くみひもの帯締めはだけでなく、モケモケシリーズの帯締め、バッグなど和装小物全般を幅広く紹介しています。ハルちゃんも挑戦した伊賀くみひもの制作体験は、事前にお問い合わせください。
【住所】三重県伊賀市上野農人町422
【電話】0595-22-8551
【営業時間】11:00~18:00
【定休日】月曜(祝日の場合は翌火曜)
【HP】https://fujiokakumihimo.com/

TEAM SHACHI
スターダストプロモーション内スターダストプラネット所属、愛知県出身の秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈 からなる女性グループ。
前身グループである「チームしゃちほこ」から、2018年10月23日にチーム名を変更。「super tough strong energy positive exciting soul from nagoya」を掲げ、Zepp Nagoyaにてフリーライブを敢行しライブデビューを果たす。
【オフィシャルサイト】
https://teamshachi.nagoya/