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Report
No.36

木製バット (ミズノテクニクス株式会社
養老工場)

ミズノテクニクス株式会社 養老工場
世界のイチローをはじめ、
名だたるプロ野球選手のバットを生み出す工房へ!
咲良 菜緒
ドラゴンズブルー
咲良 菜緒
今回のリポーター
第36回目の訪問先は、プロ野球選手たちが使う木製バット(以下、バット)を作る「ミズノテクニクス株式会社 養老工場」です。もちろん今回のリポーターは、中日ドラゴンズファンであり、ドラゴンズブルーのカラーネームを持つ咲良 菜緒!野球選手の活躍を支えるバットのアレコレについて、イチロー氏のバットを担当していた職人さんに伺います!

いいバットの条件ってなに?
えっ!?選手によってバットのカタチが違うの??

今回、なおちゃんは岐阜県養老町にある「ミズノテクニクス株式会社 養老工場」に向かいます。大手スポーツ用品メーカー、ミズノの製造部門を担当する工場です。敷地内にあるバット工房では、2008年よりイチロー氏のバットを担当している職人の名和 民夫さんが出迎えてくれました。
たくさんのバットや野球道具に囲まれた工房で、なおちゃんはさっそく「いいバットを作るためのこだわりを教えてください!」と取材をスタート。「バットの良し悪しを決めるのは、素材の質です。削る技術は、その次なんですよ。私自身3年間の下積み時代に、バットの原木の管理を通して素材を見極める力を養ってきました」(名和さん)。「バットに使われる木って、どんな種類なの?」と、興味津々のなおちゃん。「バットに使われる木は、主に北米産のメープルとホワイトアッシュです。ただ、同じ原木でも、切り取る場所によって、性質は異なります」(名和さん)。特に木が持つ反発力は、音を鳴らして見分けるそう。「反発のいい木ほど、高い音が出るんですよ」(名和さん)。ベンチで選手がバットを耳元に持ってきて指で弾くのは、音を聞き分けているところだと教えてくれました。「そうして、練習用と本番用のバットを見極めているんですよ」(名和さん)。
続いてなおちゃんは「原木を削る時に、気を付けていることは何ですか?」と質問します。「選手から頂いたさまざまな要望を、忠実に再現することが大切です」(名和さん)。ノギスなどの道具を使いながら、0.1ミリの単位まで細かく調整し、選手たちが望むグリップや打球部に仕上げるのが職人技。「選手ごとに細かい違いがあるなんて、知らなかった!」と驚くなおちゃん。
そんななおちゃんに名和さんは「日本のプロ野球選手は、1シーズンにバットを何本使うと思いますか?」。「う~ん…試合中にバットが折れるところを見たことあるけど…。何本だろう??」。正解は100~120本と聞き、なおちゃんは再び驚きます。「えっ!そんなにたくさん!?」。「バットを作る角材は、樹齢40~60年の木から15・16本分取れるのですが、プロ用として使えるのはその内6~8本なんです」(名和さん)。つまり、プロ野球選手1人当たり年間10本以上の木が必要になる計算です。「そのため、バットはとても貴重なもの。ジュラルミンケースに入れて持ち運ぶ選手もいるほどです」(名和さん)。「なんだか、知らないことだらけだなぁ~」と、なおちゃんは関心しきりの様子です。
最後に今後の目標を尋ねると、名和さんは「選手が上を目指すのと同じように、私たちバット職人ももっといいバットを作るために技術を磨かなければいけない。そして、その技術を次の世代に引き継ぐことが夢です」と笑顔で話してくれました。
  • 「イチローさんからは、道具に対する考え方を教えてもらいました」と話す名和さん。

    「イチローさんからは、道具に対する考え方を学びました」と話す名和さん。

  • 入り皮(木のかさぶた)や節(枝のなりそこない)がある木は、プロ用としては使用できません。

    入り皮(木のかさぶた)や節(枝のなりそこない)がある木は、プロ用としては使用できません。

  • 職人の感覚で削りあげたバットは、ノギスなどの道具を使い0.1ミリの単位で微調整します。

    職人の感覚で削りあげるバットは、ノギスなどの道具を使い0.1ミリの単位で微調整します。

  • 「バットのヘッドもよ〜く見ると、少しずつ大きさや形が違うんだね!」

    「バットのヘッドもよ〜く見ると、少しずつ大きさや形が違うんだね!」

  • 「グリップにも、選手の個性が出てるね!ちょっとマニアックな野球ファンになった気分!」

    「グリップにも、選手の個性が出てるね!ちょっとマニアックな野球ファンになった気分!」

  • バット工房に展示されている108センチのバットを見て「誰がこのバットを使うの??」

    バット工房に展示されている108センチのバットを見て「誰がこのバットを使うの??」

  • 目の前で名和さんが削りあげたバットで、素振りをするなおちゃん。「なんだか、うれしい〜」

    目の前で名和さんが削りあげたバットで、素振りをするなおちゃん。「なんだか、打てそうな気がする~」

  • バット工房には、「白球魂」のお社が。選手たちの目標を書いた絵馬もズラリと並びます。

    バット工房には、「白球魂」のお社が。選手たちが目標を書いた絵馬もズラリと並びます。

仕上げ削りを
ちょっとだけお手伝い!

  • 塗装前のバットの表面を研磨する仕上げ削りに挑戦します!

    塗装前のバットの表面を研磨する仕上げ削りに挑戦します!

  • ろくろにセットされたバットに紙やすりをあてて…「わぁ!手のひらがあったかい!」

    ろくろにセットされたバットに紙やすりをあてて…「わぁ!手のひらがあったかい!」

  • 「じゃ〜ん!なお特製のバットの完成です!!」

    「じゃ〜ん!なお特製のバットが完成です!!」

  • 「Sakura 70」の刻印を入れてもらったバットは、記念にいただきました!

    「Sakura 70」の刻印を入れてもらったバットを記念にいただきました!

お手伝いの様子は動画でもCHECK!

取材後記
取材に体験に一生懸命がんばったなおちゃんの感想は……?
アザーカットで奮闘の様子をチェック
他では見れないメンバーの表情だよ!


企業情報

ミズノテクニクス株式会社 養老工場

ミズノの製造部門を担う工場。シーズンオフになるとプロ野球選手たちが訪れ、職人たちと細かい打ち合わせを繰り返しながら、来シーズンに向けてバットの調整を行います。現在、セ・パ両リーグで200名ほどの選手が、ミズノのバットを愛用。選手の好成績を支えるため、職人たちが素材の質を見極め、0.1ミリの単位でバットを削りあげています。

【住所】岐阜県養老郡養老町高田307-5
【電話】0584-32-4111
【HP】https://www.mizuno-technics.co.jp/company.aspx
【ミズノ株式会社】https://www.mizuno.jp/

SHACHIプロフィール

TEAM SHACHI

スターダストプロモーション内スターダストプラネット所属、愛知県出身の秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈 からなる女性グループ。
前身グループである「チームしゃちほこ」から、2018年10月23日にチーム名を変更。「super tough strong energy positive exciting soul from nagoya」を掲げ、Zepp Nagoyaにてフリーライブを敢行しライブデビューを果たす。

【オフィシャルサイト】
https://teamshachi.nagoya/