
No.33
干し芋職人 (きんこ芋工房 上田商店)

独自の製法で作る工房におじゃましました!


サツマイモの旨味がぎゅーっと凝縮した
干し芋はどのように作られているのかな?
向かった先は三重県の南部に位置する志摩市。上田商店のある安乗地区は、全国有数の天然とらふぐの水揚げ地としても有名です。店舗兼工房では、橘麻衣さんが笑顔で出迎えてくれました。さっそくゆずきちゃんは「きんこ芋の特徴を教えてください!」と取材をスタート。「きんこ芋とは、古くから志摩地方で海女や漁師のスタミナ源として親しまれてきた干し芋のこと。きんこ芋の『きんこ』は、干しナマコの別名『きんこ』に由来します」(橘さん)。「海で働く人たちのおやつなんですね。干し芋を食べたら、お仕事も頑張れる気がする!」と、納得の様子のゆずきちゃん。
上田商店では、昭和49年に橘さんの父・上田久和さんがきんこ芋作りをスタート。「それまで一般家庭で作られてきた志摩の伝統食を、もっと多くの人に食べてもらいたいと作り始めたのですが、商品として完成するまでには6年もかかりました」(橘さん)。その理由は、全国的にもめずらしい「煮切干(にきりぼし)製法」にこだわったから。一般的な「蒸切干(むしきりぼし)製法」は、原料のサツマイモを蒸してから干すのに対し、煮てから干しあげるのが「煮切干製法」です。「煮たサツマイモは水分量が多いため、干す工程に手間ひまがかかるんです。でもその分、和菓子を食べているかのような濃厚な甘みと、ほかの干し芋にはないもっちりとしたやわらかさが味わえるんですよ」(橘さん)。「うわぁ〜!話を聞いているだけで、口の中が干し芋になってきた(笑)!」と、思わず本音のゆずきちゃん。
「6年かけて完成させた独自の製法では、父が手作りした釜や道具が使われているんですよ!」と話す橘さんの後に付いて、工房を案内してもらいました。「自家農園で栽培したサツマイモを、洗って、煮て、切って、干し上げる。完全無添加の自然の甘みには、上田商店さんの優しさが詰まっているんですね!」と、ゆずきちゃんも大感激です。
-
笑顔がステキな橘さんに、直撃インタビュー!
-
動画を見ながら、「煮切干製法」を学びました。
-
「自家農園で栽培されたサツマイモ、大きいなぁ〜!」
-
「こんなに大きな釜で、サツマイモを煮上げるんだよ!」
-
もっちりやわらかなきんこ芋。「早く食べたいな!」
-
店頭ではきんこ芋を使ったオリジナルスイーツも販売しています。
とっても気になるきんこ芋をいただきます!
-
「自家農園で収穫されたハヤト芋を使ったきんこ芋!さっそくいただきま〜す」
-
「ん~~っ!めっちゃ甘い…。砂糖を使っていないなんて、信じられない!」
-
「続いて、芋蜜ソフト(450円)をいただきます!」
-
「ソフトクリームに、サツマイモ100%の芋蜜シロップがよく合う!」
-
美味しいきんこ芋に満たされたゆずきちゃんは、ちょっとだけお店のお手伝い。
-
「こだわりの煮切干製法で作ったきんこ芋、とっても美味しいよ!」






きんこ芋工房 上田商店
全国的にもめずらしい「煮切干製法」にこだわる干し芋専門店。自家農園では、志摩地方の土着品種であるハヤト芋、紅はるかを栽培。約1か月間寝かせることで甘みの増したサツマイモを、大釜でじっくり煮上げ、半日以上かけて蒸らします。その後、専用の包丁で切り、せいろに並べて約2週間天日で干し上げます。原材料はサツマイモのみ。砂糖や甘味料不使用の完全無添加にこだわったきんこ芋は、和菓子のような濃厚な甘みと、もっちりとしたやわらかさが特徴です。
【住所】三重県志摩市阿児町安乗1076-2
【電話】0599-47-3517
【営業時間】11:00〜17:00
【定休日】不定休
【HP】http://kinkoimo.com/

TEAM SHACHI
スターダストプロモーション内スターダストプラネット所属、愛知県出身の秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈 からなる女性グループ。
前身グループである「チームしゃちほこ」から、2018年10月23日にチーム名を変更。「super tough strong energy positive exciting soul from nagoya」を掲げ、Zepp Nagoyaにてフリーライブを敢行しライブデビューを果たす。
【オフィシャルサイト】
https://teamshachi.nagoya/