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Report
No.24 -
岐阜和傘職人 (坂井田永吉本店)

老舗のスゴ技を間近で体感!
岐阜和傘って、いつ頃から作られているの?
普段使っている傘とは違うのかな??
「まずは、和傘の歴史から教えてください!」と尋ねるなおちゃんに、「和傘の前に、工房のある加納地区の歴史を少しだけ…」(坂井田さん)。「加納地区には、関ヶ原の合戦後、徳川家康の命により加納城が築かれました。家康が、長女の亀姫さまを初代藩主の奥平信昌に嫁がせたことでも有名です。さらに江戸時代は、中山道の宿場としても繁栄したんですよ」(坂井田さん)。「へぇ~!当時は、城下町や宿場町として栄えていたんだね!」。 江戸時代中期には、厳しかった藩の財政を立て直すため、藩主・永井尚陳が下級武士の内職として推奨したのが和傘づくりでした。「材料となる竹や美濃和紙、えごま油が手に入りやすかったため、一大産地にまで成長したんですよ」(坂井田さん)。
続いてなおちゃんは「普段使っている傘と、和傘って何が違うの?」と尋ねます。「和傘の傘骨は、全て竹です。そこに美濃和紙を張り、油をひいて防水加工をしています。あとは、生地を内側にたたむのが和傘、外側にたたむのが洋傘です」(坂井田さん)。たたまれて1本の竹のようになった和傘を見て、「本当だ」となおちゃんも納得!
加納の和傘づくりは、最盛期には月に100万本を超えましたが、生活様式の変化とともに生産量も激減。「和傘は工程が複雑で、多くの職人が分業するのが一般的。1人で1本作り上げるのは難しいのですが、職人が減ったため今ではほとんどを担当するようになりました」(坂井田さん)。さまざまな和傘を手に取り、実際にさわってみたなおちゃんは「竹や和紙のやさしい手触り、開いた時に見える糸かがりなど、和傘ってとってもステキだよ!少しでも多くの人に、和傘の魅力を知って欲しいな!」。
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「和傘の歴史って、スゴいんだね。ふむふむ」
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「傘の骨は全部、竹でできているんだね!」
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「100を超える工程を経て完成します」(坂井田さん)
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生地を内側にたたむ和傘は、開けば花、閉じれば竹とも言われています。
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内側に施された美しい糸かがり見て「わぁ〜きれい!」と感激するなおちゃん
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「和傘を持つと、ちょっと大人になった気分…」
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真剣な表情でお手本を見るなおちゃん。
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「親骨と小骨を組立てて、糸でつないでいくよ!」
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「…って言葉にするのは簡単だけど、難しいよぅ」
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「なんて、細かい作業なの!糸も頭もこんがらがっちゃう…」
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「あ!でも少しずつ分かってきたぞ!!」
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「とっても飲み込みが早くて、優秀でした」と坂井田さんに褒められ、ニッコリ!





坂井田永吉本店
創業者が大正2年に独立。以来、3代にわたり昔ながらの伝統と技術を脈々と受け継ぐ傘問屋の老舗。創業者の永吉氏は、雨傘が主流の和傘にあって、斬新なスタイルの日傘を考案した人物。「祖父が作った日傘のような、きれいな和傘をつくりたいと思っています」(坂井田さん)。
【住所】岐阜県岐阜市加納中広江町27
【電話】058-271-6958

チームしゃちほこ
スターダストプラネット所属、名古屋を拠点に活動するアイドル5人組。2012年4月名古屋城にて路上デビュー。
2016年には5公演5万人を動員する大型ライブ計画"VICTORY YEAR"を発表。幕張メッセ2DAYS、日本武道館、横浜アリーナで単独公演を実施し、2017年3月21日には、かねてからの彼女たちの目標であった地元名古屋の日本ガイシホールでの単独アリーナ公演をSOLD OUTさせた。
2017年春、新たなスローガン"ROAD to ナゴヤドーム前矢田"のもと、ナゴヤドーム単独公演を目標に名古屋を拠点に全国で活動中。
●チームしゃちほこ 8th シングル『JUMP MAN』(ジャンプメ~ン)
2018年2月28日(水)発売
http://wmg.jp/syachihoko/jumpman
http://syachilive.jp/syachimoude2018/
【チームしゃちほこのオフィシャルサイト】
https://team‑syachihoko.jp/