中日新聞ほっとweb ロゴ

中日新聞ほっとWeb HOME > 遼河はるひの美食リポート > チョコレート専門店 (ショコラトリータカス 本店)
  • 第45回
  • チョコレート専門店 (ショコラトリータカス 本店)

名古屋発のチョコレート専門店で
贅沢なひと時を…
遼河さん
ふと街の景色に目を向けると、深まる秋ともに初冬の訪れを感じるこの頃。昼下がりに少し肌寒さを感じると、なぜか甘〜いチョコレートが食べたくなるのは私だけでしょうか?今回はそんな気持ちを満たしてくれる、とっておきのチョコレート専門店をご紹介。こちらのシェフパティシエは、2018年に世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で金賞を受賞するなど、世界からも注目されるショコラティエです。お店ではこだわりのチョコレートドリンクもいただけると聞き、さっそく行ってきました!

素敵なカフェスペースで、
極上のケーキとドリンクをいただきます

今回お邪魔するのは、久屋大通沿いにある「ショコラトリータカス 本店」。地下鉄・久屋大通駅(2A)出口の目の前にある、チョコレート専門店です。目印は、ヨーロッパの古い街並みにもしっとり馴染むようなシックな外観。深い緑色の扉を開けると、その先には上質な大人の空間が広がります。
こちらのシェフパティシエ、高須聡さんは愛知県西尾市のご出身。高校卒業後、就職したケーキ店でチョコレートの奥深さに魅了。その後、日本を代表するショコラティエである土屋シェフの「テオブロマ」(東京)などで経験を積み、2015年6月に「ショコラトリータカス 本店」をオープンさせます。
店に入ると、高須さんのこだわりが詰まったチョコレートやボンボンショコラ、ケーキなどがズラリとならぶショーケースが。思わず目移りしてしまいますが、奥のスキップフロアのカフェスペースに移動して、「ショコラノワールルージュ」(550円)と「ショコラショー アメール」(850円)をいただきます。「ショコラノワールルージュ」は、フランボワーズの香りを感じるマダガスカル産のビターチョコのムースが主役のケーキ。中には、バニラクレームブリュレと木苺のセミコンフィが。ひと口食べると、上品な甘さのムースがスーッと溶けていきます。このなめらかな口溶けを実現するため、ゼラチン不使用で作っているそう。「ショコラショー アメール」には、ナッツの香りが特徴のベトナム産チョコレートを使用。それを温めた牛乳で少しずつのばしているので、濃厚なのにさらっとした口当たりが特徴です。どちらも、本当に美味しい!
  • ショーケースには、ショコラトリーならではのケーキがズラリ。

  • 「ショコラノワールルージュ」(手前)と「ショコラショー アメール」(奥)。

  • チョコレートの濃厚で優美な甘さが口に広がる、至福のひとときです。

  • バニラもカカオ豆と同じマダガスカル産を使用するなど、こだわりたっぷり。

シェフ自ら最高のカカオ豆を求め、
産地に足を運びます

美味しいケーキとドリンクにうっとりしながら、高須さんにチョコレートのこだわりを尋ねてみたところ…。最高のカカオ豆を仕入れるために自ら世界各国の産地を訪れ、納得したもののみを使用していると教えてくださいました。それでも、果実であるカカオ豆は個体差があるため、チョコレートを作る際に味にばらつきが出てしまうそうなのですが、そこは腕の見せ所。微調整を加えて、常に最高のチョコレートに仕上げているんですって。ほかにも、カカオ豆にはスタンダードビーンズと、香りが特徴のフレーバービーンズがあり、それらをブレンドするのが一般的なのですが、高須さんはあえてフレーバービーンズのみを使用。温度と湿度を徹底管理した自社工房で、カカオ豆から作ったチョコレートと、約250種類のクーベルチュールチョコレートを使い分け、高須さんオリジナルのチョコレートが誕生します!
そんなチョコに深い愛情を注ぐ高須さんは、海外の祭典に出品するうち、日本人としてのアイデンティティを意識するように。そこで誕生したのが「高須しょくらあと」(1,300円)。広島県因島で無農薬栽培された杜仲茶と、香り高いコロンビア産のミルクチョコレートを合わせたチョコレートです。長野県出身の画家、OZ-尾頭-山口佳祐さんがデザインするパッケージも独創的で、外国の方にも好評なんですって!
  • シェフパティシエの高須さんと。チョコレートにかける情熱が、本当にスゴイ!

  • 店内には、手土産に最適な焼き菓子も。どれにしようか、迷っちゃいます…。

  • ショーケースのボンボンショコラは、常時20種類ほどがならびます。

  • 杜仲茶とコロンビア産カカオの香りが楽しめる「高須しょくらあと」。

遼河はるひの体験後記

遼河はるひの体験後記アイコン
2017年に、高須さんの念願であった世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に初出品。続いて参加した2018年には、同祭典で発表された「Club des Croqueurs de Chocolat(クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ、以下C.C.C)」で金賞を受賞するなど、その実力が世界に認められました。ちなみに…「C.C.C」(セーセーセー)とは、フランスのショコラ愛好家の団体が世界各国のショコラトリー・パティスリーから出品を募り、独自の基準で審査するコンテストのこと。高須さんはそこで「フランスの伝統を大切にしながら、斬新なアイデアや技法が融合されている。チョコレートを食べた時に、冒険心や一粒が出来上がるまでにかけられた時間の積み重ねが感じられる」と最高の評価を得ました。こんなにスゴイ人が、地元で活躍しているなんて…。大いに自慢したいですね!
遼河はるひの体験後記

店内ではシェフがセレクトしたワインやシャンパンもいただけます。チョコレートとシャンパンでほっとひと息!なんて贅沢なのかしら…。

SHOP DATA

CHOCOLATERIE TAKASU
(ショコラトリータカス 本店)
http://www.chocolaterie-takasu.com/

【住所】 愛知県名古屋市中区丸の内3-19-14
【電話】052-973-0999
【営業時間】
10:00~20:00(カフェスペースLO19:00)
【定休日】月曜日

※価格は税込表記です

  • 遼河はるひプロフィール
  • 遼河はるひ

    愛知県名古屋市出身。元宝塚歌劇団・月組男役スター。高校生の時に初めて観た宝塚に魅せられ、1994年、宝塚史上もっとも倍率の高い年に宝塚音楽学校に入学。1996年、宝塚歌劇団入団。
    数々の舞台を経て、2009年退団。退団後は、女優・タレントとして活動。バラエティ番組にも多数出演し、活躍の幅を広げている。

    舞台 『アニー』(2016年)
    『エリザベート』(宝塚歌劇団2009年)
    映画 『はなちゃんのみそ汁』(2015年)
    ドラマ 『癒し屋キリコの約束』(2015年)