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    No.85
  • 中日新聞 榎専売店 佐合新聞店

  • 中日新聞 榎専売店
    佐合新聞店
    【住所】愛知県名古屋市西区菊井1-9-12
    【電話】052-571-3885
    【FAX】052-571-3656
    佐合 仁志さん
    1927年(昭和2年)創業の販売店に、次男として生まれる。大学卒業後、自動車部品の大手メーカーに就職。12年間勤めた後、実家の販売店に入店。現在は3代目店主として、地域に新聞の魅力を広めるため精力的に活動する。

大変な時だからこそ、新聞を待つ人がいる。
その期待に応えるため、日々頑張ります!

「小学生だった私は、新聞配達がとても好きでした。特に朝刊配達では、朝の凛とした空気がお気に入り。東の空から白々と夜が明ける様子を見ながら、幼い私はちょっと特別な瞬間を味わっていたんでしょうね」と話すのは、佐合新聞店の店主、佐合さんです。名古屋駅から車で5分の場所にある販売店の周辺は、北に美濃路、南に外堀通が走り、昔ながらの菓子問屋や職人の工房が軒を連ねる歴史ある地域です。佐合新聞店は、そこで93年にわたり新聞を配り続ける老舗です。
佐合さんが幼い頃の思い出はまだまだあります。「大晦日の晩にはみんなが集まり、ゲームをしたりご馳走を食べたりしながら、翌日の元旦の朝刊配達に備えるのが恒例でした。年に一度のイベントとして、とてもワクワクした記憶があります」。いま振り返ってみると、通常より早く届く朝刊に対応するため、寝坊を防ぐためなど、父の考えがあったのでは……と言いますが、それでも大勢で過ごす大晦日は特別だったそう。将来のことを真剣に考え始めた大学生の時にも、真っ先に「販売店を継ぎたいと思った」と話されます。しかし、実家の販売店はすでに兄が継いでいたため、佐合さんは地元の大手自動車部品メーカーに就職。そんな中、27歳で結婚した佐合さんに、実家から「将来、この販売店を継ぐ気はあるか?」と声がかかります。当時、兄は独立をして実家を出ていたため、迷わず「実家を継ぎたい」と答えます。
その後36歳で退職した佐合さんは、約9か月の研修を経て実家の販売店へ。小さい頃からの夢が叶った佐合さんは、販売店の仕事に邁進します。まずは新店舗を構え、折込チラシの滑り具合にこだわった作業台を導入。順路帳や帳票類をきれいに整理するなど、スタッフの働く環境を整えます。高齢のお客さまには、ルーペの無料進呈や個別の古紙回収に対応するなど、きめ細かなサービスを実施。そんな中、コロナ禍では大きなダメージを受けたと言いますが、学校が休校中、高校生がお小遣いで新聞を購入してくれたといいます。「大変な時期ですが、その高校生には改めて新聞の意義を教えてもらった気がします。その魅力を多くの人に知っていただけるよう、これからも活動を続けたいと思います」と話してくれました。
  • ウイルス感染防止対策を徹底し、今日も元気に活動しています!

  • 折込チラシの移動には、パレットとハンドリフトを活用。

  • 配達終了報告書は、スタッフと佐合さんの大切なコミュニケーションツールです。

販売店エリアのおすすめスポット

■豆匠 豆福

1939年(昭和14年)創業の豆菓子専門店で、店内に工房を併設。製造から販売まで、一貫して手がけているのが特徴です。看板商品は、創業者が考案した「山海豆(さんかいまめ)」。北海道産の袖振大豆を、真昆布と原木椎茸から丁寧に引いたダシで味付け。それを香りのいい海苔で丁寧に手巻きした豆菓子は、地元はもちろん全国からひっきりなしに注文が入る人気ぶり。噛むたびにダシと海苔の風味、大豆の旨味が口に広がる一品です。ほかにも、そら豆、落花生、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツなど、さまざまな豆やナッツを使用した、バラエティ豊かな商品がそろいます。
【住所】 愛知県名古屋市西区新道2-14-10
【電話】 052-571-4057
【営業時間】 10:00~17:00
【駐車場】 2台(無料)
【HP】 https://www.mamefuku.co.jp/
※価格は税込表記です
  • 店内には五穀豊穣と無病息災を願う「豆神神社」が祀られています。

  • 大豆3粒を海苔で丁寧に手巻きした「山海豆」(36g 540円)。

  • 「えびしおアーモンド」(右)と「八丁味噌カシュー」(左)は各5袋540円。名古屋土産としても人気です。