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    No.81
  • 中日新聞 豊川諏訪専売店 株式会社 ちゅぷら

  • 中日新聞 豊川諏訪専売店
    株式会社 ちゅぷら
    【住所】愛知県豊川市本野町北浦1
    【電話】0533-85-6132
    【FAX】0533-84-1526
    鈴木 啓仁さん
    大学卒業後、実家の販売店に入店。その後参加した研修では、配達区域やスタッフのマネジメントについて学ぶほか、研修生同士のつながりも深める。現在は店主として、職場環境の向上に注力する。

店舗の新築や業務改善を通して、
より働きやすい販売店へ。

今回の訪問先は、日本三大稲荷の一つ、豊川稲荷で有名な豊川市の販売店です。店舗では、2代目店主の鈴木さんが笑顔で出迎えてくれました。もともと鈴木さんの実家は、静岡県浜名郡新居町(現在の湖西市)で明治から続く販売店でした。鈴木さんが生まれた当時は、祖母が3代目の店主として活躍。「祖母の下で、父も母も朝から晩まで働いていたのを覚えています」。そんな中、昭和46年(1971年)に父親が現在の豊川市に販売店を創業。その後も多忙な両親を支えるため、鈴木さんは弟の面倒をみながら、小学5年生の時に朝刊配達をスタート。「詳しく覚えていませんが、欲しいものがあってお金を貯めようとしたんだと思います」。中学までお手伝いを続けた鈴木さんですが、高校2年の進路相談の時、突然先生に「実家以外の会社に就職したい」と宣言します。以前から販売店を継いで欲しいと願っていた両親は、猛反対。こう着状態が続く中、鈴木さんが出した結論は「大学に進学する」でした。大学でキャンパスライフを謳歌する中、鈴木さんは仕事の大変さや両親のありがたみを感じるように。卒業後は、迷いなく実家の販売店に入店します。
入店後に参加した研修では、多くの店主仲間との出会いが待っていました。「仕事終わりに、先輩方とビールを飲み交わしながら、よく語り合ったものです」。ほかにも、実家の販売店にはないさまざまな運営方法を学び、実務者としての力を身に付けて実家へ戻ります。その後、鈴木さんはさっそく母親一人が負担していた作業を分業化するため、職場改善に取り組みます。しかし当時のスタッフは鈴木さんより年上のベテランばかり。反発の声も少なくなかったため、焦らずじっくり時間をかけて浸透させることで、皆の理解を得ます。スタッフの意識に変化が現れはじめたころ、次いで店舗の新築に取りかかります。「従来の販売店のイメージを払拭するためにも、明るくておしゃれな店舗をつくりたかったんです」。設計に約1年間をかけ、とことんこだわってつくり上げた新店舗。完成した時には、開放感のあるおしゃれな外観に、カフェと間違えて来店する人が続出したそう。
現在は、全ての世代に親しんでもらうため店名を「ちゅぷら」に変更。お客様に気持ちよく新聞を読んでいただくため、さまざまなご要望に柔軟に対応するなど、スタッフ一同仕事に励んでいます。
  • 鈴木さんとスタッフの間には、時間をかけて築いた強い絆がうかがえます。

  • 広々とした作業スペースに設置されたワイドな作業机は、特注品です。

  • 新居町の販売店でお客様に配っていたお猪口には、新愛知の表記が。