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    No.74
  • 中日新聞 堀田専売店 岩田新聞店

  • 中日新聞 堀田専売店
    岩田新聞店
    【住所】愛知県名古屋市瑞穂区花目町1-2
    【電話】052-881-0208
    【FAX】052-881-0698
    岩田 英明さん
    大学卒業後、実家の販売店に入店。実務者として、当時珍しかったスタッフの週休制などを先駆けて導入する。現在は、名古屋市中日会の副会長として活躍。

祖父と父が大切にした想いを胸に、
地域とスタッフのために活動

今回は、企業の本社やその工場、昔ながらの商店街に住宅街とさまざまな表情を持つ堀田地区に店を構える岩田新聞店を訪問しました。出迎えてくれたのは、3代目店主として活躍する岩田 英明さん。販売店の歴史は古く、昭和4年(1929年)にさかのぼります。「丁稚奉公で経験を積んだ私の祖父が、20代前半で創業したのがこの販売店です。祖父は仕事にとても厳しい人で、夜遅くまで作業場で働いていたのを覚えています」。岩田さんの祖父は、まだ出始めの白黒テレビをいち早く購入し地域の方々と一緒に楽しんだり、日帰りのバス旅行を企画したり、正月につきたての餅を振る舞ったり…。当時はまだ珍しかったお客さまサービスを、先駆的に取り入れた方でした。「早めに仕事を終えた時、店舗の縁側で地域の方々と将棋を指す祖父の横顔は今も忘れられません」。
その後、父の正明さんが実務者として活躍していた時には、伊勢湾台風に遭遇。サンデー版や折込を2階に上げたり、浸水した地区へボートを使って配達したり、たいへんな苦労をしたそう。そんな中、ごく当たり前に就学前から折り込みチラシなどの手伝いを始めた岩田さん。高校進学後も、部活動を諦め率先して家業を手伝います。しかし、大学進学を前に、父の正明さんから「将来のことは自分で決めなさい」と言われます。当時、薬剤師に憧れていた岩田さんは、薬学部に進学。見事、国家試験にも合格します。将来は薬剤師として活躍……と夢見た矢先、実家の販売店が人手不足に陥ります。家業を継がざるを得ない状況に、迷わず実家に戻った岩田さん。その後、創業者の祖父から父に受け継がれた想いを胸に、週休制の導入、区民祭りへの参加など、新しい取り組みをスタート。さらに現在は、瑞穂区全体を盛り上げる役割も果たしています。
入店当時は、夢を諦めたことに対して悔やんだりもしましたが「お客さまから直接感謝の言葉をいただけるこの仕事に、誇りを持っています」と笑顔で話してくれました。
  • 岩田さんとともに地域を支えるスタッフの皆さん。

  • トラックで運ばれてきた新聞を素早く取り出します。

  • 自転車で元気よく配達に出発!

■どての品川

古き良き昭和の風情漂う長屋を利用した、立ち食いの串焼き店。創業60年を迎えた老舗の看板メニューは、名古屋名物の「どてやき」(1本90円)です。観光客の多くは、その真っ黒な見た目に驚きますが……。豆味噌をベースとした味噌ダレで、新鮮なホルモンやコンニャクをじっくりと煮込んだ一品は、名古屋っ子の定番メニュー。品川の味噌ダレは創業以来継ぎ足されているため、素材の旨味がたっぷりと溶け出した味わい深さが特徴です。ほかにも、数種類の醤油をブレンドした醤油ダレの「とんやき」(1本90円)も人気。甘口のタレで煮込まれたホルモンは、1本また1本とすすむ美味しさです。そして、忘れてはいけないのが「串カツ」(1本90円)。創業当時からの味を守り続ける「どてやき」「とんやき」とは違い、使用するパン粉やうどん粉、揚げ油などを時代によってアレンジ。現在は衣がよりふんわりと、味わい深いものになっています。揚げたての「串カツ」は、お好みで味噌ダレや醤油ダレをつけていただくと、ビールが進むこと請け合いです!
【住所】愛知県名古屋市瑞穂区下坂町1-23
【電話】052-881-5529
【営業時間】17:30~22:00(LO21:40)
【定休日】日曜日、祝日の月曜日
  • 店先のカウンターでの立ち呑みのほか、店内にはテーブル席と座敷があります。

  • 毎朝仕入れる新鮮な素材を、熟練の手さばきで一本ずつ丁寧に仕込みます。

  • 真っ黒な見た目の「どてやき」は、一度食べるとクセになる味わいです。