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    No.71
  • 中日新聞 笹川専売所 杉戸新聞店

  • 中日新聞 笹川専売所
    杉戸新聞店
    【住所】三重県四日市市笹川5-65-13
    【電話】059-321-5516
    【FAX】059-322-3511
    杉戸 雅巳さん
    大学卒業後、桑名市のメーカーに営業として勤務。退職後、奥さまの実家の販売店を手伝う中、仕事の楽しさに目覚め正式に社員として入店。2011年、2代目店主に就任する。

先代が築いた環境を守りながら、
完全配達&完全集金で苦情ゼロを目指す。

今回の訪問先は、1966年に四日市市で創業した杉戸新聞店です。店舗では、2代目店主の杉戸さんが出迎えてくれました。「ここは笹川団地の中心部にあたり、近くにスーパーもあるのでとても便利なエリアなんです。ただ、周囲に里山を生かした公園が広がるため、イノシシやタヌキ、ウサギなどの野生動物と遭遇することも多いんですよ」。
杉戸さんは転勤族だった父親の関係で、引っ越しばかりの環境で育ちますが、家族の定住地となった桑名市で大学に進学。卒業後は、地元の企業に就職します。「長男だったこともあり、両親が暮らす桑名市から離れるつもりはありませんでした」。就職先も転勤がないことが条件でしたが、入社直後に東京支店の開設が決まり、杉戸さんは転勤を命じられます。「入社3か月目のことだったのでとても驚きましたが、地元を離れるつもりはないと退職届を提出しました」。その後、再就職先を探す杉戸さんに、奥さまの母親から「販売店の人手が足りないから、就職が決まるまで手伝って欲しい」と声をかけられます。それであればと就職活動と並行して、朝刊や夕刊の配達、集金を中心に手伝いをスタート。販売店の仕事に最初は戸惑いますが、それ以上に大きなやりがいを感じ、気持ちが動きます。「企業にモノを売り込むこれまでの仕事とは違い、個人のお客さまとのコミュニケーションが新鮮でとても楽しかった」。気が付くと配達や集金だけでなく、折込作業含め社員と同等の仕事を担当するまでに。数年後には正式に社員として入店するのですが、その時、奥さまはとても驚いたそう。「妻は、私の就職が決まれば実家を離れるつもりだったんです」。そんな奥さまも現在は、店内報『やまびこ』を制作するなど、杉戸さんと一緒に販売店を支えています。
「先代である義父は、寡黙な方でした。私が店を継ぐ話をした際も、『やりたいようにやりなさい』と後押ししてくれました」。実は取材の数ヶ月前、先代の杉戸崇幸さんが逝去。悲しみも癒えない中、杉戸さんの販売店にかける思いを尋ねたところ「義父が築き上げた『働きやすい環境』を大切に、これまで通り完全配達&完全集金を続けていくこと。そして、義父と同じように、さまざまな地区の役職を引き受けていくことで、地域に貢献することが私の使命だと感じています」と話してくれました。
  • 「スタッフは家族のように大切な存在です」と話す杉戸さん。

  • 奥さまの愛さんによる手描きの店内報『やまびこ』。ほのぼのとしたエピソードに、ほっこり癒されます。

  • 見学や職場体験などで販売店を訪れた地元の子どもたちからは、毎年お礼の手紙が届きます。

販売店エリアのおすすめスポット

■夢菓子工房 ことよ 本店

【住所】三重県四日市市西日野町4987-1
【電話】059-322-1226
【営業時間】8:00~18:30
【休館日】火曜日(祝日の場合は翌日)
【HP】
https://www.kotoyo.jp/
1948年創業の老舗和菓子店です。創業当時から作り続ける「みたらしだんご」(1本64円)は、多い日には一日3,000本も売れる大人気商品。2種類の米粉をブレンドした団子は、モチモチの食感。醤油が香り立つタレには、地元のヤマコ醤油で醸造したオリジナル醤油を使用します。注文後、1本1本丁寧に焼き上げたみたらしだんごは、店内でいただくことも可能です。ほかにも店内には、季節を感じる和菓子がズラリ。特に自家製あんが評判で、北海道の契約農家から仕入れた小豆を3日かけて炊き上げるこだわりぶり。おはぎやどら焼きなどで、小豆の風味豊かなあんを味わってください。
  • 地元はもちろん、県外からも多くのお客さまが訪れます。

  • 醤油の香りとカリッと焼けた団子が絶品。添加物を使用しないため、冷めると固くなりやすいのでご注意ください。

  • お伊勢さん菓子博 2017で農林水産大臣賞を受賞した「金柑しずく」。金柑入りの白あんと麦焦がしの生地を焼き上げた一品です。

■南部丘陵公園

【住所】三重県四日市市 西日野町・東日野町・大字日永・大字泊村(北ゾーン)、波木町・貝家町(南ゾーン)
【電話】059-354-8197
【HP】 http://www.city.yokkaichi.mie.jp/ryokuchi/nanbu/
里山を生かして整備された、四日市市最大の総合公園。広大な敷地には、芝生広場や大型遊具、デイキャンプ場、動物とふれあえる小動物園などがあり、一年を通して大勢の人が訪れるスポットです。
北ゾーンでは、5〜6月にかけてバラ園が見頃を迎え、華やかな雰囲気に包まれます。小動物園のある南ゾーンでは、親子で一緒に滑れるワイドスライダーなどが人気です。
  • 北ゾーンのつどいの丘には、子ども向けの複合遊具が完備されています。

  • スリル満点のロングスライダーや、みんなで滑るワイドスライダー。

  • 南ゾーンの小動物園には、ヤギやヒツジ、クジャク、ウサギなど、子どもたちにも人気の動物がいっぱい。