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No.66 -
中日新聞 米原専売所 赤堀新聞舗

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中日新聞 米原専売所
赤堀新聞舗赤堀 泰久さん米原市の老舗販売店に4兄弟として生まれる。大阪の呉服店で経験を積んだ後、実家の販売店に入店。その後、実務者として古紙回収や会員制度など、お客様向けのサービスに注力。平成18年に3代目店主に就任する。
“お客さまファースト”を掲げ
スタッフと共に頑張る3代目。
4兄弟の次男として生まれた赤堀さん。中学生の頃、襖を隔てて偶然両親の会話を耳にする。「『販売店は、ニコニコ愛嬌のある泰久に継がせよう』そんな内容でした」(赤堀さん)。そのことがきっかけで、ごく自然に販売店を継ぐことを決心。大学卒業後、大阪の呉服店勤務を経験し、25歳で実家の販売店に入店する。その後、実務者として“お客さまファースト”を胸に、さまざまな取り組みを開始。「どの販売店にも先駆けて、古紙回収を始めた時には、両親から『何をやっているの?』と言われることも…」(赤堀さん)。ポイントに応じてサービスが受けられる会員制度、専属営業スタッフの導入、手書きのミニコミ紙など、赤堀さんの取り組みは多岐に渡りました。「父を驚かすことはありましたが、決して反対はされなかった。本当に感謝しています」(赤堀さん)。
49歳となった現在も、スタッフと共に汗を流しながら仕事に奮闘する赤堀さん。「スタッフは、販売店を支えてくれる大切な存在です。一緒に頑張ることで、同じ目線を常に忘れないように心がけています」そう笑顔で話してくれた。
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赤堀さんの似顔絵がプリントされたスタッフパーカー。「よく似ているらしく、知らない人からも声をかけられるんですよ」
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コミュニケーションノートには、集金スタッフの気づきや連絡事項がびっしり。「いわば、私と集金スタッフの交換日記です」
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平成10年に新築した販売店の作業スペース。床暖房、無料で利用できるカップ式自動販売機を設置するなど、こだわりが満載。
販売店エリアのおすすめスポット
■青岸寺
【電話】0749-52-0463
【時間】9:00~17:00
【定休日】火曜日
【拝観料】300円
山門を入り、苔生した参道を進むと本堂が見えてきます。本堂でお参りをした後は、国の名勝に指定される青岸寺庭園へ。太尾山山麓の地形を利用した回遊式枯山水庭園で、江戸時代前期の作と言われています。水を杉苔で表すなど、珍しい手法にも注目してください。100ミリ以上の雨が降った後は、山の伏流水が溜まることで池が出現するなど、格別な美しさと風情を堪能できます。
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趣ある本堂の前には、大きな百日紅が植えられています。
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井伊家家臣の香取氏が手がけた庭園で現存するのは、全国でも3か所のみ。
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きまぐれ寺カフェの「抹茶ラテ(お地蔵さまラテアート付き、300円)」でほっとひと息。
■北新豆腐店
工房の横に併設された販売スペースには、できたての豆腐や油揚げ、豆腐スイーツなどがズラリ。職人自らが、美味しい食べ方を教えてくれます。
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4代目店主となる北村晋也さん。手造り豆腐教室を開催するなど、豆腐の魅力を広めています。
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昔ながらの製法にこだわった油揚げ(2枚190円)。その絶妙な揚げ具合に多くのファンが。
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国産大豆と国産にがりを使用した、もめんとうふと、きぬとうふ(各190円)。