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  • 第1回
  • 名古屋大学 減災館

名古屋大学にある減災館で
自然災害の怖さを五感で体感しよう!
地震や火山活動が活発な環太平洋火山帯に位置する日本では、自然災害は避けて通れません。もし、私たちが暮らす街で大地震が発生したら…。皆さんは、冷静に行動できるでしょうか。頻発する自然災害から大切な命を守るためには、普段からの備えが不可欠です。このコーナーでは、私、マギー審司が東海エリアの防災に関わる施設を年に4回ご紹介。これをしっかり読んで、そして実際に施設を訪れ、「忘れた頃に」ではなく「いつ来てもおかしくない」自然災害に対する意識を高めてください!第一回目は、名古屋大学にある減災館です!
マギー審司さん
大学の先進的な取り組みを、
さまざまな体験で紹介。
今回向かった先は、名古屋市千種区にある名古屋大学のキャンパスです。名古屋大学といえば、多くのノーベル賞受賞者を輩出するなど、自然科学分野の研究において高い実績を誇ることで有名ですよね! 2010年、南海トラフ巨大地震被災予測の中心に位置する基幹大学として、減災の研究を進める「減災連携研究センター」を発足。2014年には、その取り組みを私たち地域住民に紹介する施設として「減災館」をオープンさせました。今回はその「減災館」でさまざまな体験を通して、自然災害に対する知識を深めたいと思います!地震や防災の研究者が集結する「減災館」には、どんな最先端が待っているのでしょうか??

自然災害を五感で体験!

自然災害を五感で体験!
「みて、さわって、減災を学ぶ」をテーマに、たくさんの装置や展示がズラリと並びます。月に1度、自然災害に関する私たちの疑問について、各専門分野の教員が司会者との会話を通して分かりやすく解説するイベント「げんさいカフェ」や、講義形式で専門家の話を聞ける「防災アカデミー」を開催。詳細は決まり次第、HPにアップするのでチェックしてくださいね!

振動再現装置 BiCURI

マギーさん
マギーさん
シミュレーション技術と、長周期の振動台を統合化した地震応答体感装置です。わかりやすく説明すると…、超高層ビルの揺れを再現した振動台の奥に、地震時の室内映像を映し出すことで、南海トラフ巨大地震時のビル30階の揺れを再現。「ガタガタ」といった揺れではなく、大きく「ゆっさゆっさ」と揺れている感じ。高層ビルに勤めている人にもぜひ体験してほしいなぁ。

ピノキオぶるる(木造軸組模型)

マギーさん
マギーさん
地震で、木造家屋がどのように揺れて倒壊するのかを実験する模型です。筋交い(斜め材)や壁を外したり、壁の量を変更したり、屋根の重さを変更したり……。実際に模型を構築する部材を変更して、揺れの違いを確かめてみてね!

名古屋都市圏を一望する床面空中写真

マギーさん
マギーさん
飛行機から撮影した名古屋市と周辺30市町村の様子が床面に展示されています。およそ1:6000の縮尺ですが、大型ルーペを使うと建物一つひとつがしっかりと識別できるのがスゴイ!伊勢湾台風で浸水したエリアや、液状化の可能性があるエリアを映し出すことができるので、いま住んでいる場所の特徴を理解するのに役立つよ!

液状化ぶるる

マギーさん
マギーさん
液状化を理解するための装置です。ビルの模型が建てられた砂に水分を加えて軟弱地盤を作り、装置を自分でゆさゆさ揺すって、液状化の様子を確認してみてね。建物の模型がパタッと倒れるのには、びっくり!

まだある!体験コーナー

ギャラリートーク

マギーさん
減災ホールでは、毎日13:30から減災連携研究センターの教員によるギャラリートークを開催。教員たちの研究をわかりやすく解説してくれます。HPには予定表も公開されているので、チェックしてくださいね!

ぶるるGlass(室内3D揺れ体感装置)

マギーさん
ヘッドマウントディスプレイと三次元バーチャル室内映像を組み合わせた仮想現実で、巨大地震による揺れの被害をリアルにシミュレーション。大地震発生時の室内の危険を知り、自宅が安全な空間になるよう家具の固定などを見直してね!
学習スペースを使って学ぶのもおすすめ!
地震災害に関する歴史資料、古地図、ビデオ、新聞記事などがそろうライブラリーが広がります。各地のハザードマップも充実。自然災害について、住んでいる街について、学習スペースを使って学ぶのもおすすめ!

古今まっぷ

マギーさん
時代の異なる地図を左右に表示して、見比べることのできるビューアーです。私たちが住んでいる街の100年前は、どんな様子だったんだろう…?標高地形図や航空写真、浸水想定図、震度分布図など、いろいろな種類の地図があるので、さまざまな角度から自分たちの街を知ることができるよ。

減災ライブラリー

マギーさん
貴重な資料がずらりと並ぶライブラリーです。テーブルと椅子も準備されているので、座ってじっくり資料を読むことができるよ!
マギー審司の災害に備えるポイント
POINT1
市区町村が公表しているハザードマップ、津波浸水想定区域図、火山防災マップ、土砂災害警戒区域図などをはじめに確認してください。自宅のある場所にどんな災害リスクがあるのか、災害時にどこに避難すればいいのか、家族で話し合いましょう。減災館では、空中写真や古地図でさまざまな情報が得られるので、ぜひチェックしにきてね!
POINT1
中部エリアにお住まいで、震度6を超える地震を経験したことのある人は多くないのでは。大地震が起きた際、慌てず慎重に行動をするため、前もって揺れの大きさを体感しておくことも必要だと感じます。減災館では、振動再現装置 BiCURIやぶるるGlassで、揺れの疑似体験をしてみてね!
POINT1
大地震が起きた直後、自宅の中には危険がいっぱい潜んでいます。大きな家具が倒れて逃げ道をふさいだり、照明が落ちて凶器になったり…。家具の固定やスリッパの用意など、事前の備えで危険を取り除きましょう。減災館の「おもしろ備蓄の実物展示」では、家具の固定についての基本的な考え方を紹介。工夫をこらした備蓄品や防災グッズの展示もあるので、ぜひ参考にしてみてね!
DATA
名古屋大学 減災館

■名古屋大学 減災館

【住所】 愛知県名古屋市千種区不老町
【電話】 052-789-3468
【開館時間】 13:00〜16:00(入館は15:30まで)
【休館日】日曜、月曜、第2・第4火曜、祝日
臨時休館あり
 ※詳細はHPでご確認ください。
【入館料】無料
【HP】 http://www.gensai.nagoya-u.ac.jp/
※公共交通機関をご利用ください。