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  • 第32回
  • リンナイ株式会社 (愛知県名古屋市)

「暖房機器」「厨房機器」「給湯器」の
三本柱で
魅力的な製品を世の中に広げるリン~ナイ♪
佐井さん
皆さんのご家庭では、魚焼きグリルを使って料理をしますか?昨年結婚したばかりの新米主婦の私ですが、実は一度も使ったことがありません……。というのも、実家で母が「魚焼きグリルのお掃除ってとにかく大変なのよぉ~」「部屋中にニオイが充満して困るわぁ~」と愚痴をこぼしていたのが、印象的だったから!私の母だけではなく主婦の方なら恐らく、その気持ちわかるわ…と頷いてしまうのではないでしょうか。そんな悩みを全部吹き飛ばしてくれる素晴らしい製品がリンナイから発売されていると聞き、驚きと興味が120%!リンナイって給湯器のイメージが強かったけれど、いろんな製品があるんですね♪さっそく、歴史から大調査しますよ〜!

「熱と暮らし」の発展に貢献するリンナイ

リンナイの歴史は、1920年に内藤秀次郎さんと林兼吉さんの二名で「林内商会」を創業したのが始まりです。もともと名古屋ガス(現在の東邦ガス)に勤めていた二人ですが、ガス機器を作ることに興味を持ち、スピンアウトする形で会社を設立しました。ガス機器に興味を持ったきっかけは……名古屋市内の今川焼きのお店でのこと。加圧式石油ガスコンロの青色の炎に見とれた内藤さんは、1918年に見よう見まねで加圧式の石油ガスコンロを完成させたのです。
そして、1921年に発売した国内初の湯呑型湯沸器で、リンナイの名前はさらに広がり、経営も軌道に乗ります。
大きなターニングポイントとなったのは、1955年。当時の副社長だった内藤明人さんが、ヨーロッパ視察に行った時のこと。ドイツで出会ったシュバンク博士の新しいバーナー技術に大きく感銘を受け、その場で特許を買う交渉を始めます。当時の社長、林さんには、帰国後に報告したんですって(スゴイ!)。ちなみに、シュバンク社から提示された特許料は約2億!リンナイの当時の年商が6億…。なかなか踏み切れない金額です。しかし、林さんは技術者だった内藤明人さんを心から信頼していたため、大英断!1958年にはシュバンク社と技術提携を結びました。その後、国内初のシュバンク式ガス赤外線ストーブを発売し、これが大ヒット。生産能力を確保するために、愛知工場も作られました。
高度経済成長期である1960年代には、公団住宅で活躍する幅56cmのコンパクトなコンロ兼用グリル付きガステーブルコンロの発売をスタート。瞬く間に大人気となり、厨房のリンナイとしての存在を確立させます。その後も1973年には、シュバンク式のグリルコンロを発売。シュバンクバーナーの技術をグリルに応用するのには、とても苦労したそうですが、表面はカリッと焼き上げ、中にもしっかりと火を通せるグリルコンロは、革命的な存在となりました。
1970年代には、給湯機器プロジェクトを立ち上げ、1983年にガス瞬間湯沸器「ユーティ」を、1989年にはガス給湯器「ビックリユッコ」を発売。時代が求める熱エネルギー機器を創造していきます。品質を安定させるために、ガス機器に電子制御の機能をいちはやく取り入れたのもリンナイです。火災やガス漏れなどの不安を取り除くなど、ユーザーのことを一番に考えて寄り添ってくれているのが嬉しいなぁ~。
  • 管理本部の小川拓也さん(中央)と樋口哲也さん(右)。「熱を通じて快適な暮らしを社会に提供したい」と熱い想いをたくさん語ってくださいました♪

  • こちらが1921年に発売された国内初の湯呑型湯沸器の実物。とても貴重だ~!ちなみにこちらは名古屋汎太平洋平和博覧会で、銀杯を受賞しました。

  • 1957年に発売された国内初のシュバンク式ガス赤外線ストーブ。工場や百貨店、新幹線のホームにも採用されるなど、至る所で大活躍しました♪

  • シュバンク式は一国一社での契約が原則。つまり、国内ではリンナイのみの取り扱いです。シュバンク式は点ではなく、広い面を均一に焼けるのが特徴。

今すぐ使ってみたくなる
「デリシア」の魅力にノックアウト!

さて冒頭でもお話した、魔法のような魚焼きグリルの付いたビルトインコンロ、その名も「デリシア」をご紹介しましょう!
リンナイが今までにない、No.1のコンロを目指して2007年に完成させたのが「デリシア」です。最初に、その見た目の美しさに驚きます。正面から見た時、余分なラインがでないよう一枚のパネルで作り上げているのでとってもスタイリッシュ!一般的には、ステンレスパネルの端でケガをしないよう、端をプラスチック部品でカバーをすることが多いそうなのですが、それでは野暮ったく見えてしまう…。「デリシア」のデザインは、細かいところまでこだわり抜いています!
そして、2010年に開発された「イージークリーン」は、その見た目の美しさを維持するために考えられたもの。ふきこぼれた煮汁がガス台の五徳に焦げ付いてしまい、汚れを取るのに苦労していたあなたに朗報です。説明がちょっと難しいのですが…、トッププレートの裏面にアルミパネルを装着することで、バーナー周りの熱を分散&放熱。すると、トッププレートの表面温度が約69℃もダウンするんですって!表面温度が上がらないので、汚れが焦げ付きにくく、簡単にキレイを保てるという夢のようなシステム!夢のようと言えば、同じく2010年に開発された「スモークオフ」もスゴイ。魚を焼いた時、グリル後ろの排気口から出てくる煙やニオイに悩まれている方、とっても多いはず。でも「スモークオフ」が付いていれば、グリル庫内の後方に搭載した専用バーナーが煙もニオイも焼き切ってくれるのです。料理後の匂いが気にならないなら、料理のやる気もUPしますよね♪
2016年には、スマホのアプリ「デリシアプリ」を開発。アプリとデリシアを繋いで、専用レシピでオート調理をしてくれるというもの。最先端だぁ~♪
そして最新の「デリシア」で注目したいのは、「ココットプレート&ココットダッチオーブン」。グリルの中で使える専用の調理機器なのですが、二重のフッ素加工がされているので焦げ付きにくく、焼き網を洗う必要もありません。お手入れ楽々〜!特にココットダッチオーブンを使うと、肉じゃがやローストビーフなど、料理の幅が広がります!今すぐグリル料理にチャレンジしたくなる「デリシア」、すっごく欲しいよ~!!
  • ユーザーの要望を取り入れた開発に力を注ぎ、数年に一度の頻度でブラッシュアップしている「デリシア」。製品への愛を語ってくださったのは、開発本部の山田康雅さんです。

  • 排気口からの匂いはスモークオフ非搭載のグリルに比べて99%以上カット、煙は81%カットを実現!優れた脱煙・脱臭効果を発揮してくれます。

  • ココットダッチオーブンを使うと無水調理もでき、おもてなしメニューも簡単♪上下からの加熱で素材のおいしさをしっかり引き出してくれるんです!

  • 約250種以上のメニューから作りたいレシピを検索。下ごしらえを済ませて、アプリからコンロにデータを送信&点火ボタンを押すだけで、火加減お任せで料理が完成♪

人事担当者からのメッセージ

来年で創業100周年を迎える当社の製品には、生活に密着したものが多くあります。そのため、「誰かの生活を支えたい」という想いの強い、真面目で堅実な社員が多く働いています。今後はそれに加え、一緒に新しい100年をつくっていける「失敗を恐れず、チャレンジ出来る方」が必要だと考えています。
海外への展開をさらに増やし、暖房・厨房・給湯にプラスして、新しい柱をつくっていくのが目標です。理系・文系は不問、特別な知識は必要ありません。好奇心旺盛で、素直にどんなことも吸収出来る方を求めています。 就職活動ではHPの情報を鵜呑みにするのではなく、自らの足でイベントや説明会などに参加し、情報を得る努力が必要だと思います。ミスマッチを防ぐためにも、積極的に様々な場所を訪れてください。自己分析では不得意をなくすのではなく、得意分野をのばすことを意識するのがポイント。あなただけの強みをしっかりと認識し、その強みをいかせる仕事を見つけられるよう応援しています。
長塚裕也さんと今井彩那さん

長塚さんと今井さん

佐井祐里奈の体験後記

佐井祐里奈の体験後記アイコン
1970年の台湾進出を皮切りに、海外17か国に製造・販売拠点(9か国)、販売拠点(8か国)を展開。リンナイの熱エネルギー機器は、約80の国や地域に広がっているとのこと。さすが「世界のリンナイ」ですね!
さらに、業界トップクラスの環境性・省エネ性を実現する商品開発に力を注ぐことで、熱エネルギーのあり方を地球規模で支えてくれているので、もはや「地球のリンナイ」かも!?これからも世界の人々の暮らしを支えてくれる、地球環境に優しいリンナイさんに期待しましょう!
個人的には、これから家族が増えるので「デリシア」が喉から手が出るほど欲しいなぁ~(笑)。
かなりの頻度で火加減をミスしてお料理を失敗しちゃう私…。帰ったら、夫に相談してみよ〜っと♪
佐井祐里奈の体験後記

リンナイの創業者、林さんと内藤さんの銅像です。ちなみに、ご想像通り「リンナイ」の由来は林さんの「リン」内藤さんと「ナイ」からきているそうです♪

COMPANY DATA

リンナイ株式会社
https://www.rinnai.co.jp/

1920年の創業以来、加圧式石油コンロの製造・販売から始まり、昭和初期にはガステーブルコンロ、ガスレンジ、ガスストーブ、ガス湯沸器などのガス機器の製造をいち早くスタート。「健全で心地よい暮らしを創造する」を企業使命に、世界で高い信頼と実績を構築する総合熱エネルギー機器メーカーです。

  • 佐井祐里奈プロフィール
  • 佐井祐里奈

    ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。

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