中日新聞ほっとWeb HOME > 企業見聞録 > 未来工業株式会社
  • 第31回
  • 未来工業株式会社 (岐阜県安八郡)

岐阜に本社をかまえる、
創業54年の電設資材メーカー
佐井さん
今回訪問する未来工業は、住まいに欠かせない電気設備や給排水設備の資材・工具で数々のオリジナル製品を生み出している企業です。創業以来赤字なし(スゴーイ!)、そして業界トップクラスのシェアを誇るのですが…、約2万5千点もある製品たちが私たちの目に触れることは少なく、いわゆる縁の下の力持ちなんです。
岐阜の本社では、製品の魅力はもちろんのこと「職場環境」の素晴らしさに感動の連続…!このリポートを読むと、思わず転職したくなっちゃうかも(笑)~?!

半歩先を歩む、
未来工業らしさあふれる製品とは?!

未来工業のポリシーは「他社と同じモノはつくらない」。徹底的に使いやすさを追求し、大手企業の製品にはないアイデアを盛り込んだオリジナル製品を目指しています。
その活動を支える企業理念は「常に考える」。社内のいたるところに、この言葉が掲げられていましたよ。
創業当時からずっと売れ続けているのが、「ジョイントボックス」という製品。電気配線の結線部分を保護する器具です。売れるようになったきっかけは、結線状況がすぐ確認できるようケースを透明にしたこと。今でこそ透明のケースが主流ですが、かつてはねずみ色の樹脂素材が主流だったそう。常に考え、ちょっとした工夫をすることで、他社製品に差をつけるという未来工業らしさが120%つまった製品ですね!
さらに、国内シェアナンバー1を誇るのが「スライドボックス」です。これは、電気スイッチやコンセントの裏側に埋め込まれた電気資材。配線器具を守るためだけでなく、電気工事業者さんの仕事をしやすくする効果もあるとのこと。磁石付きタイプは、探知機で壁の表側からもボックスを簡単に発見でき、さらに最新型は中心に穴を開けられる優れものなんです。
最後にご紹介する新製品「ミラックラダー」は、建物の壁の内側で複数のケーブルを固定するケーブル支持部材です。重量のあるケーブルを動かないように固定するためにはかなりの強度が必要で、従来のケーブル支持部材は重くかさばるものだったそう。その素材をワイヤーロープにすることで、軽さと柔軟性がアップし、施工時間も大幅に短縮!労働人口が減っていく中、楽に施工できる製品はとっても貴重ですね!
どの製品もなかなか目にすることはありませんが、私たちの暮らしを支えるものばかり。開発スタンスは「一歩離れて見て、半歩先を作る」。ちょっとした工夫でも、あるのとないのでは大違い。未来工業の製品は、どれも使い手への愛情を感じるものばかりでした!
  • 営業部の髙木保之さん(左)と総務部の杉原創紀さん(右)。「常に考える」を胸に、多くの製品を生み出しているエピソードをたくさん伺うことができました。

  • 探知機をかざすだけで、「スライドボックス」の位置がバッチリわかります!スライドボックスと探知機、電動ドリルを使って、簡単に工事するのが今のトレンドですって!

  • 私たちが普段目にするのは、壁の表側。コンセントの裏側がどうなってるのかというと~?!

  • じゃじゃーん♪「スライドボックス」がついています!ちなみにスライドボックスは約250種類あるそうですよ!

  • 北村祐介さんが新製品「ミラックラダー」について話してくださいました。名前には未来の楽なハシゴという意味が込められています♪

  • ワイヤーロープの素材を生かし巻物状に畳めることでかさばりにくくなり、さらに重さは約5分の1に!置き場面積は約3分の1に!!

劇団出身の創業者が創り出した
「日本一、社員が幸せな会社」

実は未来工業は「日本一、社員が幸せな会社」と言われています。その背景は、会社の歴史とも深く繋がっています。
創業者の一人、故 山田昭男さんは、当時勤めていたご自身のお父様の会社をクビになったことをきっかけに、故 清水昭八さんと一緒に会社を設立。クビになった理由は…自分で立ち上げた劇団にゾッコンだったから。仕事はそこそこに演劇に熱中していたため、ある日クビを宣告されてしまったそう。しかし、食べていくためには働かなくてはいけないと、設立したのが未来工業だったのです!
そんな未来工業の魅力その①「残業原則ゼロ」。
これは、劇団の練習時間確保に苦労したという創業者の思いから生まれたそう。現在では、働きながらテコンドーの世界大会に参戦する社員もいるとのこと。しかも、副業もOKなんですって。残業がほぼゼロで時間にゆとりがあるから、副業や趣味を持つこともできるんですね!プライベートを充実させることで、さらに本業にも身が入るのだと話してくださいました。
未来工業の魅力その②「改善提案制度」。
業務改善などのアイデアを1件出すごとに、なんと500円が支給されるんですって。例えば…「食堂のメニューについて」「整理整頓について」など、どんな些細なことでもOK!さらに、優秀提案に選ばれると3万円、年間で200件を超える提案をすると15万円のボーナスがもらえるとのこと。ちなみに、去年は1名ボーナスをゲットした方がいたそうです。スゴイ~!「常に考える」を実践し、習慣化するための大切な制度なのですね。
未来工業の魅力その③「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)禁止 」。
ごくたま〜に「社長が知らない間に営業所ができていた」なんてこともあるそう(笑)。とはいえ、報告・連絡・相談をすべて禁止するわけではなく、必要な情報は共有しているとのこと。ホウレンソウを義務付けると、「上司に相談して答えを出してもらう」ことが当たり前になり、自ら考えることを疎かにしてしまいがち。なるほど…その思いを伺うと納得ですよね。
その他にも書ききれないほどの魅力があるのですが、そちらは下の体験後記をご覧ください…!
  • こちらは特許の数々。「わ~!すごい数~!!」と感動していたら、なんとこれでほんの一部なのだそう。「常に考える」から生まれた宝物です。

  • こちらもほんの一部なのですが…未来工業の製品たちです!私達が普段目にすることはほとんどなくても、どれも身近なものなんですよ♪

  • 改善提案制度が形になったという一例をご紹介♪タクシー待ちの方への席と、タクシーの呼び出し番号を案内する掲示です。これは、助かるなぁ~!

  • こちらは約70あるクラブ活動の中の「さぼてん倶楽部サークル」が作成した、フラワーリース♪会社の正面玄関を入ってすぐのところに飾ってあります。素敵!

人事担当者からのメッセージ

企業理念である「常に考える」ができる方を求めています。さらに考えるだけではなく、それを行動に移せる方が理想的。当社では、早いうちから仕事を任せてもらえるチャンスが多くあるため、それが大きなやりがいに繋がっています。
会社の雰囲気はとても明るく、社員同士の仲もいい。働きやすい環境が整っていると、実感しています。年間休日もしっかり確保されているので、仕事とプライベートをうまく切り替えて、趣味に没頭することも可能。そのため多趣味な方も多く、いろいろなところで刺激をもらえると思います。あまりの居心地の良さに、ここで働いたら他社には移れないという声も聞こえてくるほどです。
学生の間は、自分は本当に何をしたいのかを考えることが大切。自己分析をしっかり行った上で、会社のカラーや特徴を理解することが大切です。インターンシップや会社説明会、先輩社員との交流の中で、自分に合った会社を見つけてください。皆さんとの出会いを楽しみにしております。
増田隆信さん

総務部 増田隆信さん

佐井祐里奈の体験後記

佐井祐里奈の体験後記アイコン
お話を伺っていると、さすが「日本一、社員が幸せな会社」を目指しているだけあるなぁ~と思わず唸ってしまう瞬間がたくさん。でも、社員の方々にとってはそれが当然のことなので、皆さんサラリとお話されるのです…。決して外向けのパフォーマンスではない、皆さんの日常なんだ…とハッとさせられました。
上で紹介しきれない未来工業の魅力の続きを…!おこづかい以外のすべての費用を会社が負担してくれる「社員旅行制度」は、国内は毎年、海外は約5年に1回実施!行き先や内容など、すべてを社員たちが企画するんですって(楽しそ〜!)。旅行を楽しみに、お仕事も頑張れる気がする~!
そして毎年1万円の制服代が支給される「制服手当制度」。「制服がダサい」という女性社員の声で制服を廃止。安全上問題なければ服装は自由とのこと。社員の声がきちんと届くいい例ですね。
…まだまだご紹介しきれないので、ぜひコーポレートサイトを見てください! これからも社員の皆さんが幸せを感じられる会社でいてほしいなぁ。そしてこんな会社が、未来にたくさんたくさん増えますように…。
佐井祐里奈の体験後記

10歩歩いたら「常に考える」ポスターと出会います♪「前を向いて歩いていれば必ず目に入るようにしている」とのこと。私もちゃんと頭使わなきゃなぁ~(笑)。

COMPANY DATA

未来工業株式会社
http://www.mirai.co.jp/

1965年、故山田昭男氏と故清水昭八氏の両名が大垣市久瀬川町に設立。主に電気設備資材、給排水設備、ガス設備資材の製造販売を行う会社です。全社員が「常に考える」ことで、大手企業の製品にはないアイデア満載のオリジナル商品を生み出し、創業以来赤字なし。 2018年12月には東証一部に上場しました。また、年功序列やホウレンソウ禁止、残業ゼロなどのユニークな取り組みを通じ、社員の働きやすさを追求。「日本一、社員が幸せな会社」を目指しています。

  • 佐井祐里奈プロフィール
  • 佐井祐里奈

    ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。

中日新聞では人材育成を目的とした、法人へのサポートを行っております。
詳しくはコチラから。

上へ戻る