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  • 第24回
  • 東海光学株式会社 (愛知県岡崎市)

国内No.1の眼鏡レンズ専門メーカーを直撃!
佐井さん
自宅に帰ると真っ先にコンタクトレンズを外し、眼鏡をかける佐井祐里奈。眼鏡歴は、20年以上になります。視力がかなり弱いので、眼鏡を購入する時は必ず「一番薄いレンズでお願いします!」が欠かせません。最近は随分と薄いレンズも登場、助かっています。そんな私にとって眼鏡は顔の一部。かけ心地はもちろん、見た目もとっても重要なんです。実は、世界最高屈折率1.76を実現した超薄型眼鏡レンズが、愛知県でつくられているってご存知でしたか?しかも、国内No.1の眼鏡レンズ専門メーカーなんです。今回は、そんな東海光学のこだわりをしっかり取材してきます!

日本の視生活を支えてきた
東海光学の歴史とこだわり

まずは広報室 室長の鈴木泰博さんに歴史を伺いました。
1939年、名誉会長である故 古澤静氏が、名古屋市中区で古澤レンズ工場を創業したのがはじまり。1957年11月には法人組織として、光陽光学株式会社を設立しました。同年12月には、古澤静氏の弟である故 正男氏も松竹光学株式会社を設立。その後、1966年4月に光陽光学株式会社と松竹光学株式会社が合併し、現在の「東海光学株式会社」が誕生しました。当時の東海光学は、菊池眼鏡院(現キクチメガネ)社長の森文雄氏が中心となって設立した「AJOC(ALL JAPAN OPTICAL CHAIN)」の指定工場としてレンズを製造するだけでなく、眼鏡店と直接取引するビジネススタイルを確立。現在も「顧客第一主義」として、お客様一人ひとりに合ったレンズづくりを心がけています。そして、視力の矯正や補正をする医療用具としてのレンズはもちろん、見ることの喜びを通して毎日の生活を豊かにするレンズをつくるために、様々なことに挑戦しているのです。
そんな東海光学のターニングポイントは、ガラスレンズからプラスチックレンズへと移行した1970年代。ガラスより軽く割れにくいプラスチックレンズは、あっという間に普及。今ではなんと、97%がプラスチックレンズです。しかし!ガラスレンズとプラスチックレンズでは、製造するための機械はもちろん、工程も大きく異なるため、多くの眼鏡レンズメーカーは時代の流れを読めず、閉鎖するところも少なくなかったそう。東海光学がすごいのは、プラスチックレンズの流れに乗りながらも、今でもガラスレンズもつくり続けていること。ガラスレンズを希望するお客様がいる限り、やめるわけにはいかない。これって本当に、有難いことですよね。
  • 東海光学のメガネレンズのシェアは年々上がっているそう。さらに、注文を受けてからつくる特注レンズが約6割を占めるなんて、すごいなぁ。

  • ホワイトボードを使って、遠近両用メガネの仕組みを教わりました。老眼かな、なんか見えにくいな、と思ったらすぐに眼鏡店へ。

東海光学ならではの
魅力的な眼鏡レンズたち

続いて、東海光学ならではの様々な眼鏡レンズについて企画部 課長 福尾龍寛さんに話を伺いました。一つ目は、なんと脳科学から生まれたレンズ「ベルーナ レゾナス」。これまで眼鏡の見え心地は「主観評価」がメインで、被験者個人の主観によるものでした。しかし、製品評価に時間がかかるだけでなく、本当に正しいのか?という思いも強くなり…当時注目されていた「脳科学」を取り入れることに。脳波計を使い、眼鏡をかけた状態でストレスを感じていないか、リラックスして物を見られているかどうか、脳波を計測します。脳波は具体的な数字として表れるので、より多くの人にとって「見え心地の良いメガネ」が提供できるようになりました!
続いては、目の健康を守る眼鏡レンズ「ルティーナ」。眼の健康には欠かせないルテインを保護してくれるレンズです。そもそもルテインは、眼の網膜の中心にある黄斑部に多く存在するもの。ルテインが減ると黄斑部に異常が現れ、加齢黄斑変性という病気のリスクが高まると言われています。なんとこの病気、治療法がまだ確立されておらず、欧米では失明原因の1位になっているというから恐ろしい(涙)。さらにルテインは体内でつくることができず、ほうれん草やブロッコリーなど、ルテインを多く含む緑黄色野菜を摂取するか、あるいはルテイン配合のサプリメントで補うか…。そこで「ルティーナ」は、ルテインの劣化に特に影響を与えるHEV(※)を約94%カット!もちろん、紫外線は100%カットしてくれます。いつの日か、このレンズが主流になったら…と思うくらい画期的なレンズでした。
最後に、女性にとってもおすすめの「美美Pink」を。この商品は、女性だけの商品開発チーム、女子開(じょしかい)が開発したもの。女子開では開発から販売まで全てを、女性だけで担当(男性は口出し厳禁!笑)。「美美Pink」のピンク色のレンズは、気分の落ち込みやイライラなど気の乱れを減少させてくれる効果があるんですって!さらに特別なピンクの波長が、内側から美しさへアプローチできると期待されています。そのアイデアや脳科学的可能性の観点から、内閣府革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)優秀入選アイデアに選定!まずはかけてみて♪取材中にもかかわらずかなりリラックスできました(笑)。他にも女性ならではの視点を生かした女子開プロデュース商品は、要チェックですよ!
  • 福尾さんの説明がとてもわかりやすく、取材スタッフみんなが東海光学のメガネレンズの魅力にハマっちゃいました!

  • 模型を使って、一般的なレンズと比べると一目瞭然!有害なHEV(※)をしっかりとカットしてくれます。

  • さて、どちらが「ルティーナレンズ」でしょう。肌の上にレンズを合わせると全く分からないですよね!

  • 「ルティーナレンズ」は白い紙の上にのせると、うっすら黄色いレンズということがわかります。実際にかけても、違和感はありませんでしたよ。

  • 「美美Pink」をかけてビックリ。心が穏やかになったような…、いつもより人に優しくなれる気がします♪

  • お値段は1万2800円。奥様や彼女へのプレゼントにもおすすめですよ!

※HEV(High Energy Violet light: 400~420nmの光)

人事担当者からのメッセージ

当社は経営理念のひとつに「独自性の発揮」を掲げています。就職活動をしている皆さんにアドバイスしたいのは、選考の中で皆さんの個性や自分らしさをアピールしていただきたいということです。これは決して、難しいことはでありません。例えば、挨拶がしっかりできる、笑顔に自信がある……など、シンプルなものでも大丈夫。この機会にぜひ、自分らしさとは何かをじっくりと考えてみてください。
入社にあたって、眼鏡やレンズに関する特別な知識は必要ありません。入社後、集合研修で光学知識や商品知識を学び、さらに各部署に配属されてからは先輩から学ぶOJE(On the Job Education)でサポートします。
妊娠や育児に対するサポート体制が充実しているのも、特徴の一つ。産休・育休制度はもちろんのこと、育児休業者を会社に招いて交流する「育児交流会」を開催するなど、女性が働きやすい環境を整えています。
さらに当社では「教育」を、教える側も教えられる側も「共に育つ」という考えから「共育」としています。社員の成長は会社の成長、そのためにまず「人」を第一に考えています。
仕事は「誰」と一緒に働くかも、とても大切なポイントです。会社説明会では、社内ですれ違う社員や、現場で働く社員にも注目してみてくださいね。
ご縁のある会社が見つかることを願っております。
富田晃弘さん

管理部 係長 富田晃弘さん

佐井祐里奈の体験後記

佐井祐里奈の体験後記アイコン
今日は魅力的なレンズをたくさん知ることができ、本当に良かった!私たちの「見える」を守るため、努力し続けてくれる東海光学に心から感謝です!今度、眼鏡をつくる際には、フレームだけでなくレンズにもこだわりたいと思います。個人的には女子開メンバーに入ってみたい!(でも選抜メンバーとのことなので、落ちちゃうかなぁ…笑 )。
そして、普段裸眼で過ごしている皆さん!健康や美容と違い、眼の病気は予防するという認識がまだまだ薄いそう。そもそも視力が良い人は、眼鏡店に足を運ぶキッカケもないですよね…。この機会に、「ルティーナ」で有害な光から目を守り、「美美Pink」で気持ちをリラックスさせてみてはいかがですか?
佐井祐里奈の体験後記

模型を使った説明はとてもわかりやすく、新しいメガネがどうしても欲しくなりました…。

COMPANY DATA

東海光学株式会社
http://www.tokaiopt.co.jp/

昭和14年創業の眼鏡レンズ専門メーカー。豊富な経験と確かな技術力で、日本国内におけるシェアは16%を誇る。本社は岡崎市花園工業団地にハイテクノロジーを駆使した工場とともにあり、国内をはじめ東南アジア、ヨーロッパ、北米の方々にレンズを販売。世界一の屈折率を誇る1.76レンズ、脳科学を取り入れたレンズなどを製造するリーディングカンパニーとして注目を集める。

  • 佐井祐里奈プロフィール
  • 佐井祐里奈

    ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。