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  • 第18回
  • 株式会社 坂角総本舖 (東海市)

喜ばれる名古屋土産の
定番といえば「ゆかり」♪
佐井さん
宮崎での局アナ時代、アナウンス部への名古屋土産は坂角総本舖の「ゆかり」、もしくは「さくさく日記」が定番でした。必ず喜んでもらえるので、私も鼻高々!最近では、名古屋限定商品の「黄金缶」がお気に入り。名古屋らしくて良いねと褒めてもらえるので、贈る側も気分がルンルン♪もちろん自分自身も、幼い頃からおやつに「ゆかり」をバリバリいただいていました。個人的には「きそひ」の海苔のついたおせんべいが好みです(笑)。名古屋人にはお馴染みの坂角総本舖さんの歴史と、美味しさの秘密を調査します!

坂角総本舖の歴史、
そしてゆかりの伝統の味の秘密とは!?

遡ること江戸時代。尾張藩主・徳川光友公が知多の横須賀(現在の東海市)に御殿を造営されたときのこと。漁師さん達が海老のすり身をあぶり焼きにして食べていた「えびはんぺい」が極上の美味さと絶賛され、以後徳川家献上品となったそうです。坂角総本舖の創業者である坂角次郎氏は、当時お店の前の海でとれた美味しい海老をもっと多くの人に楽しんでもらいたいと考え「えびはんぺい」の製法に工夫を重ねて、貯蔵可能な「生せんべい」を1889年に完成させました。現在の味と姿へ移りかわったのは1966年。「ゆかり」と命名され、以来その由緒ある味わいはご縁を大切にする贈り物として長く愛されています。

そんな「ゆかり」の美味しさについて、ここで問題です。1枚の「ゆかり」に海老は何尾使われているでしょう?答えは…なんと7尾!原料の約7割が海老で、創業当時から調味料も大きく変えずシンプルな美味しさにこだわっているとのこと。しかも、海老の頭や殻などは、丁寧に取り海老の身だけを使っているそうです。純粋に、海老の甘みと旨味をしっかりと感じてもらうためとのこと。ひゃー、気が遠くなる作業!手間がかかるといえば、鉄板で焼いたあとさらに網焼きによる2度焼きで仕上げているということにも驚き。「ゆかり」の深く香ばしい味わいは、素材の良さに加えてゆっくりと時間をかけてつくるからこそなのですね!

さらに、伝統の味をしっかり守る一方で、よりお客様に喜んでもらうための挑戦を忘れていないのが素晴らしいところ。時代にあったパッケージデザイン、オンライン通販を利用した「工場できたて便」、土産物としての付加価値を見出した名古屋限定パッケージなど、次々と新しい「ゆかり」が生まれています!
  • 営業部の山田弥生さん。1日あたり海老を13トン使用、ゆかりは20万枚焼いていると、ビックリな情報も教えてくださいました♪

  • 缶入りのゆかりに袋入りのゆかり。自宅用からご進物まで、多彩なラインナップ!

  • 黄金缶1缶につき5円(ご縁)を「名古屋城本丸御殿積立基金」へ寄付しているそうです!

  • 本店の売店には、歴代のゆかりの缶がズラリ。丈夫なので小物入れに、自宅でも沢山とってあります(笑)。

ゆかり以外も
おすすめせんべいがたっくさん!

坂角総本舖の3代目、坂誠氏が求めた海老煎餅の新たな美味しさを受け継ぎつくりあげたのが「坂角三代目せんべい 五宝」です。海鮮5種の旨味を凝縮した、これまでにない味わいとサクッと軽やかなおせんべい。「えび寄せ揚げ」「いか寄せ揚げ」の2種とも絶品です!

えび寄せ揚げは、天然海老の旨味と甘味を際立たせるため、甘エビ、するめいか、帆立、桜海老を使用。いか寄せ揚げは、スルメイカの濃厚な旨味を引き立てる天然エビ、甘エビ、帆立、桜海老を使用。贅沢な日本の幸、自然の恵みをふんだんに使用しているのです!1枚に5種類の海鮮の旨味が凝縮されているなんて、とっても贅沢♪ゆかりはもちろんのこと、個性豊かなおせんべいの数々に惚れ惚れします~。

そうそう!ゆかりが素晴らしいのは海老本来の栄養素がたっぷり入っているので、お子様からご年配の方、健康を気にされている方にも安心してお召し上がりいただけること。ここでまた問題です。1枚あたりのゆかりのカロリーって、どれくらいだと思いますか?答えは…、1枚あたり約23キロカロリー!こんなに美味しいのに、なんともヘルシーなお菓子だったのです!糖尿病の専門医や栄養士さんからも、高い評価を得ているのだとか。よし!これからはもっといっぱい食べちゃおう(笑)。

最後にもう1つ紹介したいのが、一部店舖とオンライン通販限定の「車海老工房 一心」。

1度だけいただいたことがあるのですが、興奮しちゃう美味しさ!貴重な車海老ならではの贅沢な味がたまりません。匠の技で創り上げた海老せんべいの極みです!1番高いもので、30枚入り21,600円。特別な贈り物にいかがでしょうか。私もまた食べたいなぁ~笑。
  • 五宝の美味しさの秘密を聞く最中、実はお腹が鳴っていました。濃厚な旨味が感じられるのに、後味が軽いのが凄い!

  • 1枚に5種類もの海鮮の美味しさが凝縮されているのですが、それぞれの海鮮の割合やバランスを考えるのが大変だったとのこと。

  • 1枚あたり約23キロカロリー!炭水化物は3.6g!ヘルシーで美味しいって最高。

  • 「車海老工房 一心」は、泣ける美味しさですよ…。活車海老を丸ごと一尾焼いた究極の一品。

人事担当者からのメッセージ

約5年前から坂角総本舖では、改善活動を盛んに行っています。お客様のニーズも時代と共に変化するため、その変化にしっかりと対応し寄り添っていくことを意識しています。ですので、変わろうとしている当社と、一緒に前に進んでいける方を募集しています。新入社員のうちからいろいろな事にチャレンジできる環境が整っているため、自ら考えてどんどん行動したい方には最高だと思います。例えば、製造部でおせんべいの落下を防ぐ対策を入社1年目の社員が考え、実際に実施して落下がゼロになったという実例もあります。

入社までに特別な知識は特に必要ありませんが、学生だからこそできることに一生懸命に取り組むことが大切だと思います。就職活動で大切なことは、いろんな会社を知ること。仕事内容はもちろん、説明会やインターンシップを通して、働く環境や働いている社員にも注目してください。坂角総本舖は先輩社員や役員との距離が近いアットホームな社風です。皆さんが両思いになれる会社と巡り会えることを祈っています。
德田有香

人事担当 德田有香さん

佐井祐里奈の体験後記

佐井祐里奈の体験後記アイコン
創業者・坂角次郎氏の「人さまに喜ばれる」という教えを守り続けて、120余年の坂角総本舖。日本の伝統的な贈答文化を受け継ぎながら、一人ひとりのお客様の想いを大切にお届けしているとのこと。伝統の海老せんべい「ゆかり(縁)」の名前の通り、贈る方・贈られる方の大切なご縁を繋いでくださっているのですね♪坂角総本舖のおもてなしの精神から学ぶことがたくさんあるなぁ~。これからも「ゆかり」「五宝」「さくさく日記」などなど…お世話になり続けますのでよろしくお願いいたします♪
佐井祐里奈の体験後記

ゆかりを食べるとこの笑顔。幼い頃から食べているお馴染みの味です。これからも大切な方への贈り物と自分へのおやつに…お世話になりま~す♪

SHOP DATA

株式会社 坂角総本舖
http://www.bankaku.co.jp/

明治22年(1889年)創業の菓子メーカー。創業者 坂角次郎氏が、徳川家献上品であった「えびはんぺい」に工夫を重ね、「生せんべい」を完成させる。当時、各家庭の火鉢で炙って食されていた「生せんべい」を2度焼きしたものが、代表商品の「ゆかり」となる。新鮮な海老の身を丹念に焼き上げた深く香ばしい味わいは、土産としても人気が高い。

  • 佐井祐里奈プロフィール
  • 佐井祐里奈

    ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。