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第14回東海漬物株式会社(豊橋市)

あなたのお気に入りのご飯のおともは?ロングセラーお漬け物の本社を直撃!

今年も食欲の秋をし~っかり満喫している佐井祐里奈。美味しくご飯を食べるために欠かせないのが、お漬け物ですよね(私の場合は…そうなんです!)。カリッポリッ。やみつきになる歯ごたえに程よい醤油味のキュウリのお漬け物といえば…「きゅうりのキューちゃん」でしょう♪国内のキュウリ漬け販売個数断トツトップを誇る、ロングセラー商品です。実は、時代に合わせて少しずつ味が変わっているのだとか…?気になりますねー。今日もしっかり調査してきますよ!
豊橋から日本全国へ。76年の歴史と新商品チリトマト味の秘密
1941年、東海漬物は名古屋市中村区で誕生しました。愛知県は昔から「漬け物王国」といわれるほど、古くから漬物産業が盛んな地域なのですが、昭和初期にはすでに漬け物生産額は日本一。それを支えたのが、はくさい・だいこん・ナスなどの豊富な農産物。とりわけ農業のまち、田原市を含む豊橋地区は全国トップクラスの農業産出額を誇ります。東海漬物は1946年に東三河地区に最初の生産拠点を開設して以来、「漬け物を極める、日本の代表企業になりたい」と漬け物文化を発信してきました。そんな東海漬物のターニングポイントとなったのが、きゅうりのキューちゃんが誕生した1962年。当時、漬け物は店頭の樽から小分けして売るのが一般的だった時代に、「現代の家族構成に合わせた小袋入り漬け物として、日本の食卓に欠かせない商品に育てたい」という熱意から誕生しました。なんと累計約21億パック売れたきゅうりのキューちゃんですが、「変えないこと」と「変えること」を大切にすることで、ロングセラー商品に!「変えること」のひとつに、時代の変化に合わせて徐々に減塩しているんだそう!気付かなかった~!実はそこが大事なポイントで、お客様にわからないよう美味しさは「変えないまま」、約50年間で塩分をほぼ三分の一もカットしたんですって!積極的に時代と向き合い自己革新を重ねていく姿勢に感激です。ちなみに2年前から「きゅうりのキューちゃん」シリーズに、期間限定で新しい味が登場しているってご存知でしたか?その第6弾が、国産トマトピューレとバルサミコ酢を使用した、大人好みの濃厚ピリ辛味に仕上げたチリトマト味。発売から55年経つきゅうりのキューちゃんの美味しさを実感してもらおうと、さまざまな工夫をしているんですね。食欲をそそるピリ辛な変化球が楽しめる一品ですよ♪ ちなみに…2004年に誕生したキムチの「こくうま」は「プチこくうま」とあわせわずか数年でキムチのカテゴリーでトップシェアを獲得!漬け物界でもきゅうりのキューちゃんを抜いて日本で一番売れているんですって!
  • 営業企画部部長の門馬弘道さん。楽しいエピソードを盛り込みながら東海漬物のこだわりを語ってくださいました♪

  • きゅうりのキューちゃんシーリーズがズラリ!今年はパッケージに「55th ANNIVERSARY」とプリントされていますよ。

  • とても謙虚な田原工場の工場長  長屋典久さん。田原工場について、いろいろと教えてくださいました♪

  • 新味のチリトマト味。真っ赤なパッケージが目を引きますね♪次はどんな変化球が楽しめるのかな?ワクワク。

きゅうりのキューちゃん専用工場に潜入!工場見学で知るこだわりに注目です!
続いては、1973年に建てられた田原工場の見学です!全国で販売されるきゅうりのキューちゃんはすべてここで作られているんだそう。専用工場だからこそ、生産性が良くたくさんのきゅうりのキューちゃんを作れるんですって。
まずは、きゅうりのキューちゃんの作り方レポートを♪
まず、最低4カ月の間塩漬けにしたキュウリを水洗いします。ここでは、葉やツルなどを丁寧に洗い取り除くことが大切。ちなみに3回も洗浄するんですよ!丁寧だなぁ~。その後、傷んでいるキュウリはないか目視検査を行います。機械ではなく、大切なのは人の手や人の目なのだとか。続いてキュウリを一口大にカットし、またさらに目視検査で形の悪いものや傷んでいるものを取り除きます。そして、仕上げ洗いの工程を経て、またまた目視検査。細かい作業の連続で見ているだけでも疲れそう…!とにかく手間ひまがかかっています。さらに、塩漬けのキュウリを程よく塩抜きする「脱塩」、パリッとした食感には欠かせない「圧搾」の工程を終え、やっと漬け込む作業に。漬け込むのはおよそ数日間。ちなみにきゅうりのキューちゃんの味付けは醤油に生姜、そしてシソの実。シンプルイズベストですね♪最後に品質検査に合格したらパックに詰め、目視検査で最終チェック。さらには、重量チェックに金属探知機、加熱パッキンを経てやーっと完成!工場だけれど、想像以上に人による作業が必要で、とにかく丁寧なのに驚きました。
  • 取材陣も完全防備で工場見学!安心安全、清潔な工場に感激しました。美味しさの秘密の基本なのかも。

  • 手作業でのチェックは欠かせません。とっても丁寧につくられている印象です~♪愛情たっぷり。

  • カットされたキュウリたち。ちなみにこちらの工場で使うキュウリの量は1日あたり15トン!わーお。

  • 包装されて完成でーす!こちらは限定の55周年パッケージなのです。可愛らしいですね♪

メッセージ

人事担当者からのメッセージ
当社では、PDCA(計画、実行、検証、改善)サイクルの徹底により、方針・目標遂行力の強化、高効率経営を推進しています。そのため、自分の頭で考え、計画し、工夫していく実行力・行動力の ある人材を求めています。 現状に安住することなく、革新を追求してみませんか?
また、社内では役職での呼称をやめて、「さん」づけ運動を導入しております。「さん」づけにすることで、役職・年齢にかかわらず、自由に意見が言えるようになり、職場のコミュニケーションが活発になっています。
活動中は、内定は会社側から決められると思わず、「自分で決める」と主体的に考えると前向きな気持ちになり良い結果を生むと思います。目標に向かって頑張って下さい。

佐井祐里奈の体験後記

きゅうりのキューちゃんは今年で55周年。55年間で11回もリニューアルを重ねているというから驚きです。お客さんのためにより美味しいものをと寄り添ってくださる気持ちが、愛されるポイントなのでしょうね♪そんな皆大好き「きゅうりのキューちゃん」。名付け親は、なんと一般の主婦の方なのだそう!グループインタビューの際、「きゅうりのお漬け物なら、キューちゃんでいいんじゃない?」という一言がきっかけ。お漬け物を擬人化した珍しい発想に目からウロコだったとか。何より可愛らしく親しみやすいネーミングですよね。そんな「きゅうりのキューちゃん」はこれからも奥様だけではなく老若男女問わず皆から愛されていくことでしょう。もちろん私のご飯のおともはずっとキューちゃんだよ♪

きゅうりのキューちゃんを使ったアレンジメニューのレシピがHPに♪オススメは「しらすキューちゃんまぜごはん」ぜひチェックしよう!

SHOP DATA

■東海漬物株式会社 http://www.kyuchan.co.jp/ 1941年に名古屋市中村区で創業。4年後に旧・田原町へ移転し、2003年には現在の豊橋へ。2006年に設立した漬物機能研究所では、漬物特有の微生物の研究を開始する。そこで、GABAを生産する能力の高い食物性乳酸菌を発見。血圧降下作用のあるGABAを使った「+GABA たくあん」(2018年1月より全国発売)は、漬物業界初の機能性表示食品として話題を呼ぶ。

PROFILE

佐井祐里奈 ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。