中日新聞ほっとWeb HOME > 企業見聞録 > カネハツ食品株式会社(名古屋市)

第12回カネハツ食品株式会社(名古屋市)

「あと一品あればなぁ~」の、救世主!

美味しくて安心、冷蔵庫に買い置きしてあると心の拠り所になるカネハツのおかず。仕事で疲れて帰ってきて、お料理をする余裕がない時…。お助けマンのような存在なのです。私の1番のお気に入りは、保存料・漂白剤を一切使用していない「ごぼうサラダ」と「わかめサラダ」!そんな"おかずプレゼンター"カネハツのテーマは、「『お』いしい・『か』んどう・『ず』っといつまでも」です。今回も早速いろんな話を伺いましょう!
歴史あるカネハツ。美味しさのための最新秘密道具とは…。
まずは常務取締役 加藤徳彦さんに、カネハツの歴史について伺いました。カネハツの始まりは、創業者の加藤幸太郎が実兄の初吉が経営する「カネハツ商店」に入店した大正7年までさかのぼるそうです。その後、幸太郎は昭和5年に「カネハツ加藤商店」として独立し、名古屋市熱田区に出店。そこで、自家製品の野菜や佃煮が評判を呼び、店の名を一躍名古屋に知らしめました。昭和12年には増産体制を強化するため、南区元禄通に工場を新設。東海地方だけではなく九州や東北地方にも販路を拡大。そして昭和17年、個人経営から現在のカネハツ食品株式会社へと組織を変更しました。おいしいを支える安定した基盤は、この長い歴史からも感じられますよね。
昭和60年代にはパウチに入った煮豆。そして昭和60年代後半にはチルド温度で提供するお惣菜。昭和61年にはおせちセットの販売を開始しました。実は…他のメーカーに先駆けて、お惣菜の冷蔵流通を確立させたのがカネハツなのです。それら全てが、日持ちするお惣菜を実現してくれているのです。日持ちがするって、とても便利ですよね~♪
加藤社長いわく、手軽&安心安全で美味しいのは当たり前のこと。それに「プラスαの付加価値」をつけなければ、と日々努力しているそう。最近では九州大学が開発に携わった「味覚センサー」という機械を使って、商品開発を行なっているんです。そう、味覚というのは個人差がありますよね。開発していても意見がわかれることがあるそうです。でもそんな時にこの機械を使うと、しっかり目で見て分かる数値で味の情報を伝えてくれるのです。ハイテク!味覚センサーでさらに美味しいおかずの開発が進みそうですね。
  • 定番商品を持ってニッコリ。どれもほっと落ち着く家庭の味。美味しいです♪

  • 「プラスα」にかける想いと向上心が素晴らしかった!見習わなければとメモメモ…。

  • こちらが噂の「味覚センサー」。カッコイイ!思ったよりも大きくて立派な機械でした。

  • 清潔な工場では見学も受け入れているそう。安心安全なことはとても有り難いですよね♪

美味しすぎる新商品、いざ実食!!!
続いて、商品開発部 商品開発課の主任、古川智美さんから8月20日に発売されたばかりの新商品をご紹介いただきました。まずは、"甘くないだし"をきかせた、ごはんに合うおかずとしての豆「だしの旨味」シリーズについて。開発は、煮豆の甘いイメージと味が濃いというイメージを解消してほしいというウェブアンケートでの結果を受けてスタート。私達消費者の意見をダイレクトに受けて開発してくださることに驚きつつ、いざ実食!素材の味に、かつおだしの香り、塩麹のうま味とコクがやみつきに。これ、新しい豆の食べ方だ〜!ゆっくりと時間をかけて炊き上げることで、豆のもっちりふっくら感を実現したそうです。
続いては、そのままでも温めて食べてもおいしい「サラダがあったら!」シリーズから、「三種のチーズ入りポテトマカロニサラダ」と「二種のチーズ入りかぼちゃのデザートサラダ」。こだわりは、チーズの種類。電子レンジで温めると、チーズがとろ~りとろけるんです。見た目にも美味しい新商品をいざ実食。温かくても冷たくても絶品♪味の変化が楽しめて、二度美味しい~!マカロニはグラタン風に、かぼちゃはホクホク感がアップ。こちらは、半年以上かけて開発したそうです。
最後は「磯のうたげ」シリーズの「つぼ漬昆布」。北海道産昆布や産地にこだわった大根を、保存料・着色料を使用せず炊き上げた安心で美味しいご飯のお供です♪続いての「手軽にまぜごはん」は、"ふりかけ"の手軽さと "釜めし"の具材の存在感と食感の良さを併せたという優れもの。大きすぎず小さすぎず、バランスよく美味しくなるように具材を絶妙な大きさにカットするのが大変だったとのこと。こちらも、もちろん実食!具材の風味も際立っていて、歯ごたえも食感も楽しめます。どちらもご飯がとにかく進む~。ご馳走さまでした♪
  • 開発中は寝ても覚めても「豆、豆、豆」だったそう♪豆愛にあふれてる~~!

  • ハロウィンシーズンには、可愛らしいパッケージで発売されるそうです。わくわく♪

  • ズラリと並んだ新商品。「いただきます!」。

  • 試食のつもりが…美味しくて思わずがっつり(笑)。ご馳走さまでした。

メッセージ

人事担当者からのメッセージ
当社では9月の中頃から、来年春に高校を卒業される方のための採用活動を始める予定です。
求める人材としましては、
1.既存の考え方にとらわれないで、新しい考え方ができる方 。
2.きちんと自分の意見を発言できる方。
3.協調性のある方。
4.前向きにエネルギッシュに仕事に取り組める方。
カネハツには「変わり続けるために変わらない」確かな伝統と、「変わらないために変わり続ける」革新性があります。社会の大きな変化の先を見据え、常にお客様の視点に立った「おかずづくり」をぜひ一緒に楽しみましょう。
ちなみに開発に携わりたいと考えている方は、食品に関する勉強をしておくことが望ましいでしょう。営業志望の方は車の免許が必要です。
就職活動は自己分析をする良いきっかけでもあります。自分にはどんな仕事が合うのだろう…と、自分と向き合う時間を大切にしてください。OBに会って話すなど会社の情報をしっかりと集め、自分とぴったり合う会社が見つかることを祈っています。

人事担当の経営管理部 総務人事課 課長 岡村浩さん

佐井祐里奈の体験後記

カネハツのおかずは、あたたかさを感じる家庭の味です。工場見学で印象に残ったのが、想像以上にたくさんの人が働いているということ。機械だけでは、気温や原料そのものに含まれる水分量などの影響を計算しづらいそうです。変わらない味を保つために、製造現場だけでなく、品質管理担当者も検食。最後には必ず人の手と舌で「変わらないおいしさ」を確認しているとのこと。手間がかかっているからこそ、あたたかい味わいが実現するんですね。そんなカネハツの美味しいおかずの数々ですが、ホームページに「カネハツ食品おすすめレシピ」としてアレンジレシピが載っています。ひと手間加えて、新しい美味しさに出会えちゃう!愛情たっぷりカネハツのおかずをぜひ今晩の食卓に。私もお世話になります♪

今年のおせちは10万セット製造予定だそう!工場も大賑わいなんだろうな♪

SHOP DATA

■カネハツ食品株式会社 http://www.kanehatsu.co.jp/ 昭和23年(1948年)、名古屋市中央卸売市場内に販売会社としてカネハツ商事株式会社(現 営業本部)設立。以来、煮豆や佃煮など、日本の食卓ならではの伝統的な食品を作り続ける。徹底した衛生管理と最新設備による製造を実現しながら、最後には必ず人の手と舌で確認して完成させるのがモットー。日本初とも言われるパウチ総菜やトレーに小分けした惣菜、チルド食品など、市場開拓においては業界の先駆け的存在だ。

PROFILE

佐井祐里奈 ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。