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第6回サン樹脂加工(愛知県小牧市)

太陽のような会社、サン樹脂加工

「こんにちは~」。サン樹脂加工さんの会社のドアを開けると、まず飛び込んでくるのは、まばゆいオレンジ色の作業着に明るい笑顔の皆さん。まさに「SUN(太陽)のよう!」。思わず、私もほっこり笑顔になっていました。「さすが、社名の通りだわ〜」なんて思っていたら、実は会社を3人で始めたから「サン樹脂加工」という名前がついたという事実が…!(笑)サン違いだなんて…!?しかし、名刺もオレンジ色、企業理念も~自ら輝く太陽になる~とのこと。これは…絶対面白い会社に決まっている!ワクワクしながら今日も取材スタートですよ♪
全てはお客様の要望から始まった!「できないは言わない」が成長の原動力
早速、お話を代表取締役の磯村太郎さんに伺いました。創業は1978年。お父様の嘉孝さん、職人、出資者の3人で、樹脂加工の会社としてスタート。プラスチックの板を曲げたり穴を開けたり…例えばコンビニに置いてある什器などを作っていたんだそう。3人しか社員がいなかったので、それぞれがオールマイティーに活躍することで、お仕事も軌道に乗ってきました。
そんな中、あるお客さんから「プラスチックを削れないか?」と要望が!そこですぐに太郎さんのお友達のお父さんから技術を教えてもらい(人の繋がりって凄い…)、鉄を加工する技術を応用して、プラスチックの切削加工を始めることに。さらに当時1500万円するマシニングセンターも購入。その決断力・行動力に脱帽です。業界の中でも導入が早かったため、会社はまた大きく成長しました。
大学ではロシア語を勉強する文系だった、代表取締役の太郎さん。もともとはアルバイトとして働き始めたのですが、自分の力で物が形になっていくことに魅力を感じ、会社に正式に入社する事に。当時のスタッフの平均年齢が高く、会社の将来に不安を感じた太郎さんは、若手採用をスタート。先を見据えて行動する事は大切なのですね。
その採用試験で出会ったのが、一緒にお話を伺った高根沢明良さん。商業科卒業の高根沢さんはものづくりにあまり興味がなかったそうですが、やりがいのあるお仕事に刺激され今では営業技術グループのグループリーダーをされています。
そこからだんだんと若い方が定期的に入社するようになり、若返り作戦大成功♪
そんなサン樹脂加工の目標は「楽しく誇りを持って働く」ということ。航空宇宙産業の分野にも力を入れたい、と話す磯村さんの瞳の輝きがとても印象的でした。
  • 現代表取締役の磯村太郎さん(真ん中)と、営業技術グループグループリーダーの高根沢明良(右)さん。笑顔でパチリ。

  • 長いものをこれだけ綺麗に薄く細く削る技術が素晴らしいんですって!確かに近くでジッと見ても綺麗~。凄い技術力。

  • サン樹脂加工さんの頭脳が結集する、プログラム室です。なんと!女性スタッフも活躍していましたよ。

  • ものづくりの現場は、見ているだけでもワクワクしちゃいます! 職人さんって、かっこいいですね!

文系の方も大歓迎!考える事が好きな方、求む!!
次にお話をしてくれたのが総務グループ業務チームの岩川愛さん。サン樹脂加工は現在新卒採用を積極的に行なっていて、社員35人のおよそ半分弱にあたる14人が若手なんだそう。企業理念に共感していただければ、理系でなくても特殊な知識を持っていなくても、構わないそうです。求めているのは「考える事が好きな方」。マニュアルがほとんどないので、何かトラブルが起こった時に何が原因でどんな対策をとるのかを自ら考える事が大切だと話してくれました。
責任はあるけれどやりがいがありそう!
続いて、製造グループ板加工チームリーダーの小保聡さんに就活中の皆さんにメッセージをいただきました。「失敗しない人なんていないから、飛び込んできて欲しい。頑張っている人を会社は見捨てたりしません」と熱く話してくれました。サン樹脂加工は、失敗をしてもフォローをしてくれる人ばかりなので、チャレンジすることができる環境が整っているそうです。やっぱり太陽のようなあたたかさを感じる会社だなぁとしみじみと感じました。
  • 優しさの中に芯の強さを感じる、小保さんと岩川さん。入社したら優しく支えてくれる良い先輩になってくれること間違いなし!

  • 今年の5月には新社屋が完成して、皆でお引っ越しをするそう。ピカピカの職場って、憧れるなぁ~。

NIB受講者の声

書き手の気持ちがわかる!新聞の読み方がわかる!あなたのそばにも新聞を。
そもそもNIBとは、「Newspaper in Business = ビジネスに新聞を」という意味。企業や大学などに記者経験者を派遣する出前授業を展開しています。内容は、講義形式だけでなく、記事を使ってのグループワークやディベートなど、受講者が積極的に参加できるもの。新聞を活用してコミュニケーション力、情報収集力・分析力などを身につけられるという講義です。
今回NIBを受講されたお二人にも話を伺いました。井口沙樹さんは配達された新聞が時間もなくどんどん積み上げていくばかり。一方、鈴木美貴さんも新聞は文字がいっぱいというイメージを持っていて、テレビ欄しか見ることはなかったと話してくれました。ところがNIBを受講して、お二人とも新聞を身近に感じられるようになったそうです。
主語や述語、段落などを意識して新聞を読むと書き手の気持ちがわかるとのこと。
それは会社の広報誌を書くときにも役立っていて、タイトルの付け方などもしっかりと考えるようになったそう。講義自体も充実していて面白かったので、あっという間の時間でしたと話してくださいました。

お二人が制作スタッフとして携わる社内報を手に持って。

佐井祐里奈の体験後記

全く別物の「木工」の技術と「鉄工」の技術を両方使って、樹脂加工できるのがサン樹脂加工の強み。技術力がやっぱり素晴らしい。そしてその技術力のひとつが、お客様の声がきっかけだなんて…ドラマチック!「できないは言わない」ってなかなか真似できないことです。どんな困難でもあきらめずに考え実行する事で必ず解決できる、と話してくださったサン樹脂加工の皆さんの想いは太陽よりも熱かった!さすがSUN!!

「へぇ~~!」「ほぉ~~!」「すご~~い!」とため息が漏れちゃいます。とにかくひとつひとつのクオリティが高い!綺麗なのです。

SHOP DATA

■有限会社 サン樹脂加工 http://sunjushi.co.jp/ 「CFRPからエラストマまで、固まりであればどんな素材でも削ります」その言葉の通り、自慢の切削技術で、固まりを希望のカタチに仕上げてくれる職人集団。2017年5月、北名古屋市に新社屋が完成。

PROFILE

佐井祐里奈 ツイッター:@yunna_s31 愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。