第3回
アイシン精機 (愛知県刈谷市)


世界の自動車メーカーを支えるアイシングループに突撃!

日本の自動車部品メーカーといえば、「アイシン精機」ですよね。皆さんよくご存知の会社かと思います。第3回目の取材は、刈谷市に本社を構えるアイシン精機です。実は刈谷市生まれの佐井祐里奈、幼い頃から本社の横を通るたびに気になっていた会社なのでしっかり話を聞き出そうと、いつにも増してやる気満々!
まずは簡単な歴史から。「アイシン精機」のはじまりは1965年。自動車部品メーカーの愛知工業と新川工業が合併して誕生したんだそう。分かりやすい名付け方に、かなり親しみを感じますね。好き!
そんなアイシン精機ですが、グループとして考えると日本だけでなくヨーロッパやアメリカ、アフリカなど全世界に196社、約10万人の方々が働いているんですって!まさに世界のアイシングループ。

今ではなくてはならない「パワースライドドア」開発の秘密に迫る!!

お買い物をしすぎて両手がふさがってしまった時や、子育て中のお母さん、ドアの開け閉めに力をかけづらいお子さんやご高齢の方々の救世主である「パワースライドドア」。
ドアの取っ手に手をかけるだけでウィーンと自動で開いて、カシャンとロックもかかるという優れもの。
気づいたら私たちの生活に当たり前のように存在していて、今となってはなくてはならないもののひとつですが、その歴史は?!ということで、ドア第二グループのグループマネージャー山田勝久さんに話を伺いました。

今と同じタイプのパワースライドドアを初めて搭載した車が世に送り出されたのは、01年の暮れのこと。高齢化が進む日本に寄り添ってくれるパワースライドドアはあっと言う間に広まり、皆に愛されるようになりました。
ちなみに日本の市場に出回っているパワースライドドアの約8割がアイシン精機のものなんだそう。軽自動車のパワースライドドアに至っては、なんと100%のシェアを占めているとのこと。凄い!

難しいシステムの話も分かりやすく説明してくださった山田さん♪

障害物を感知するとドアが閉まらないそうです。本当かなぁ~?

体感してビックリ!ホ、ホントに閉まらなかった!!


アイシン精機のパワースライドドアの優れているところは、スライドドアの中にパワーユニットが入っていること。あのコンパクトなドアの中に、ドアを閉めきるメカやドアハンドルとロックとを結合する部品など、すべて収められているんです!さらに低コストを実現するため、モーターを1つにまとめたり鉄板を樹脂化したり……、軽量化・コンパクト化を実現するために試行錯誤を繰り返し……。費やした時間は3年以上!総勢80人ほどのメンバーで開発を担当されたそうです。皆の努力の結晶ですね。シェアが高いことにも納得。

今後の目標を尋ねると、「お客様により良いものを提供して喜んでもらいたい」とのこと。ゴールはないそうです。これ以上便利になる日がくるかもしれないなんて…アイシン精機のパワースライドドアが「魔法のドア」になる日も遠くないかも?!

観覧料無料!コムセンターでワクワク体験

2015年にアイシングループ・アイシン精機創立50周年を記念して建設された企業展示館「コムセンター」。外観もスタイリッシュでかっこいい施設です。誰でも自由に見学できるなんて嬉しいですよね。早速広報部の山越春佳さんに案内していただきました。

館内は8つのゾーンに分かれていて、アイシングループの概要や企業活動が紹介されているだけではありません。どのゾーンも魅力がいっぱい。「プロダクツゾーン」では自動車部品の仕組みや特徴を学べます。実際に部品に触れて動かしてみたり、映像でも学べたりと、とても分かりやすいですよ。さらには「プロジェクションマッピングシアター」まであります。プロジェクターを7台も使用した映像はとても綺麗で迫力があり、車の走る楽しさとワクワク感を全身で体感することができます。思わず前のめりで見てしまいました。

ひとつひとつ丁寧に案内をしてくださった山越さん♪

プロジェクションマッピングシアターは、お子さんでも楽しめますよ!運転したくなっちゃいました。

「ファインレボ」という新素材を搭載したマットレスが展示されていました。寝心地がとっても良さそう~♪

「ヒストリーゾーン」ではアイシン精機誕生から現在に至るまでの成長の歴史が紹介されているのですが、これがまた面白い!その当時流行っていた車種のミニカーがズラリと展示されていて、思わず「あ!これ祖父が乗ってた車だ!」と懐かしい気持ちになり興奮。ちなみに、車好きの方はこちらのショーウィンドウからなかなか離れないそうです(笑)。

そして、車だけではないアイシングループの歴代の製品を見ることができるのも魅力のひとつ。自動車に取り付ける大きなファクシミリや紙の地図を利用したカーナビゲーションのようなものなど……。「こんなものもつくっていたの?!」とビックリすること間違いなし。産業の発展とともに進化し続けてきたアイシン精機の製品の数々に心を奪われてしまいます。車が大好きな方はもちろん、一般の方が見てもとてもわかり易く面白い展示の仕方に感心しっぱなしでした。

佐井祐里奈の体験後記

気づいたら私達の生活に欠かせないものとなっていたパワースライドドア。あのコンパクトなドアの中には多くの方の知恵や努力がつまっているのだなと実感しました。私達の生活にそっと寄り添ってくれているアイシン精機の製品に心から感謝です。
そんな有難い製品の数々の誕生の秘密が「お客様に喜んでいただきたい」というシンプルな想いだった事に一番グッときました。「ひらけごま~~」の一言でドアが開く世界もそう遠くないかも?!ワクワクする未来をつくりあげてくれるアイシングループにこれからも期待しています♪

老若男女問わず楽しめる展示の数々に思わず笑みがこぼれます。またゆっくり回りたいなぁ~♪

今回取材した企業様
アイシン精機株式会社
1965年、自動車部品メーカーの愛知工業と新川工業が合併して誕生。自動車を構成する要素のほとんどをカバーする企業として、世界のクルマづくりを支える。自動車部品で培った技術やノウハウを生かし、ミシンやベッドなどの住生活、エネルギー関連事業も展開し、豊かな社会づくりに貢献する。
アイシン精機株式会社(公式サイト)

<コムセンター>
 【住所】 愛知県刈谷市朝日町2-1
 【電話】 0566-24-8600
 【開館時間】 9:00~17:00(入館は~16:30)
 【休館日】 土曜・日曜日、会社休日
 【観覧料】 無料
佐井祐里奈プロフィール

愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。

ツイッター:@yunna_s31

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