第2回
寿がきや食品 (愛知県豊明市)


スガキヤラーメンは名古屋人のソウルフード!

ショッピングセンターに出かけたお昼に家族と。学生時代、部活帰りにお友達と。仕事と仕事の合間にスタッフさん達と。
どんな瞬間にもぴったり寄り添ってくれるのが「スガキヤラーメン」の魅力。
母がつくる袋入りの「名古屋名物みそ煮込うどん」もたまらなく美味しいんだよな~。
と、今まで数えきれないくらいスガキヤのラーメンをいただいてきた佐井祐里奈。
第2回目の今回は、愛知県豊明市にある寿がきや食品(以下スガキヤ)を取材します。お腹をグーグーならしながら、見聞録スタートです!

日本で初めてスープの粉末化に成功!

カップラーメンに欠かせないものといえば…「粉末スープ」ですよね。お湯を注ぐだけでスープができあがるという優れもの。
実は日本で初めてスープの粉末化に成功したのは「スガキヤ」なんです。すごい!
スタッフが会社や自宅で研究に研究を重ね、1962年にやっとの思いでスープの粉末化に成功!実は、醤油の粉末化がとても難しく苦労したそうですが、発売した年には8億円を売り上げ、大盛況。これをきっかけに「いいものを開発したらお客様は買ってくださる」との考えから、60~70年代にかけて、みそ煮込うどんや生冷しラーメンなど次々に商品を発売していったそうです。

そんな中、皆大好き「カップSUGAKIYAラーメン」が発売されたのは2000年のこと。東海エリアのスーパーやコンビニでは必ず見かけるこの商品、スガキヤの中では比較的新しい商品だったんですね。

さて、名古屋人なら一度は使ったことがあるのではないでしょうか?スガキヤの「ラーメンフォーク」。
スープを飲むための“スプーン”と麺を食べるための“フォーク”が合体した、一度見たら忘れられないアイデア食器です。

スガキヤの歴史についてお話してくださった営業企画部の押野淳一さん。

長い歴史がまとめられた年表を拝見。えっ!豆腐や納豆などを発売していた時期もあるんですって!チャレンジ精神が素晴らしい~。

こちらはおなじみ、スガキヤのマスコットキャラクター「寿がきやスーちゃん」。

ラーメンフォークの誕生は1978年。割り箸を捨てるのはもったいないと、環境保護と経費削減を目的に、先代社長のアイデアで完成したといいます。かなりのアイデアマンですよね。 キャッチコピーは「箸よさらば」…かっこよすぎる!

ちなみに2007年により使い易くリニューアル。現在はその優れたデザイン性が認められ、「ニューヨーク近代美術館(通称:MoMA)」のミュージアムショップにて販売されているということです。世界のラーメンフォークにアッパレ!

でらうみゃ~新商品、続々と!

取材中、思わず大好きなスガキヤのラーメンを思い出し、「グーーー」とお腹を空かせていたら、商品開発部の岡田友志さんがオススメの新商品を持ってきてくださいました。わーい!まずは、最近、全国的にもブームの新名古屋名物「台湾まぜそば」。スタッフさんが、数あるお店の中でも麺屋はなびの台湾ミンチのやみつき感に惚れ、 この味を家庭でもと研究を重ねたんだそう。
試食してビックリ!ガツンとくる旨味とコク、これはクセになります~。ちなみに、生のニラを用意するとよりお店の味に近づくんだそうですよ。
そして、スガキヤ70周年を記念してつくられたのが「ネギラーメン」。昔お店にあったメニューからの復刻版です。実はよく食べていたメニューなので、試食前からワクワク。ネギの風味を生かそうと再現度を高めるために、かなりコストがかかっているとのこと。そのお味は…おお~。懐かしい味!ネギの香りがたまらない。少しピリ辛なのがまた絶品です。

次々と発売されるスガキヤの新商品たち。中でも即席麺は、たった3人で開発していると聞いて、震えました。少数精鋭ですね。有名店はもちろんのこと、美味しいラーメンがあると聞くと全国各地のお店に自ら足を運び、その数1年で100店舗以上ということです。

ただ、毎日がラーメン漬け!というわけでもなく、ラーメン以外にも興味をもってアンテナを敏感にしておくことが大事なんですって。スガキヤラーメンのスープの味わいくらい深いお話でした!

そして最後に定番で大人気商品「みそ煮込うどん」のちょっと変わったアレンジレシピを教えていただきましたよ。使う水の半分をトマトジュースに代えるだけで、和風トマト風味のスープパスタのようなお味になるんだそう。響きだけでも美味しそう。これは試してみる価値アリですね!

おなじみの定番商品がずらりと並ぶ棚の前で話を伺いました。どれも大好きな商品ばかり。

ネギラーメン。香ばしい香りに大興奮!でらうみゃー!

中でも私が一番大好きな台湾ラーメンの開発担当が、岡田さんでした。運命! 大興奮!

佐井祐里奈の体験後記

新名古屋名物「台湾まぜそば」の発売は、地元企業としての使命感、そして名古屋の食文化を大切にしていきたいという想いから欠かせなかったそうです。
今後はSNSなどを通じて、より多くの人にスガキヤを知ってもらいたいとのこと。3日に1回はラーメンを食べている佐井祐里奈、いくらでも協力しますよ~(笑)。
それにしても、「東海地方」だけでなくその他のエリアの食文化まで分析しているスガキヤ、世界の果てまで届くような美味しい商品、これからも期待してます!

6月に新発売された「台湾ラーメン」。製造コストを度外視した、超本格的な味わいに、夏季限定でしか発売できないそう…残念。


今回取材した企業様
寿がきや食品 株式会社
スガキコグループの製造拠点として、1963年に創業。地域に根差した味を大切にしながら、粉末スープ、チルド麺、カップ麺などを製造する。 フードコートなどでおなじみのスガキヤのラーメンも、本社工場で製造されている。
寿がきや食品(公式サイト)
佐井祐里奈プロフィール

愛知県日進市出身。大学卒業後、宮崎放送(MRT)のアナウンサーとして活躍。2013年から拠点を名古屋に移し、テレビのリポーター、ラジオのパーソナリティ、イベントの司会など、活躍の場を広げる。趣味はアイドル研究。

ツイッター:@yunna_s31

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