第5回目の訪問先は、創業130年を超える「七宝焼」の老舗です。
江戸時代には名古屋城の一部にも施されたという七宝焼が、どのように完成するのか……。
「小ちゃくたって名古屋嬢!」な咲良菜緒と伊藤千由李の2人が、体当たりリポート!
今回、2人が訪れたのは、名古屋市昭和区にある七宝焼の工房「安藤七宝店」。尾張七宝の基礎をつくり上げた梶常吉の孫を初代工場長に招き、創業の明治13年から現在に至るまで、尾張七宝の中心を担い続ける老舗です。
ちょっと高級なイメージのある七宝焼に、最初はドキドキしっぱなしの2人でしたが、優しい職人さんの対応に徐々に緊張もほぐれ……。工場長の柴田さんを質問攻め! 「そもそも、七宝焼ってなんですか?」「では、一から説明いたしましょう」(❶)。
「まずは、デザインを作成します。昔は全て手書きでしたが、一部パソコンも導入しています」(❷)。「かわいい鯛だね!」「めで鯛~♪」(❸)。
続いて、素地加工の現場へ。「鉄板の上で素地を叩いて、凹凸をつくります」(❹)。
「見て! この細かさっ!」デザインに沿って、銀線を張り付ける銀線付の作業の細かさに驚きです(❺)。このツボに銀線を張り付けるだけで、4・5か月かかるんだって!」(❻)。
「わぁ〜! キレイ!」釉薬差しの作業を経て、徐々に七宝焼らしくなっていきます(❼)。740〜800度で焼上げる焼成室に入って「この部屋、すっごく暑いね!」(❽)。
最後に研磨してできあがり。「こんなに時間をかけてつくられるなんて……。そりゃ、高価なはずだわ」「金属板の上に、ガラス質の釉薬をのせて焼くなんて、知らなかったよ~」(❾)。