第8回
酒蔵巡り(宮﨑本店)

日本酒と焼酎をつくる酒蔵におじゃまします!

今回は、三重県四日市市楠町で170年以上にわたってお酒を造り続ける宮﨑本店のレポートです。

実は、ここで造られた日本酒が、今年5月に開催された伊勢志摩サミットで総理夫妻主催のカクテルの機会に振る舞われたそうなんです。各国の首脳も味わった日本酒って、気になる〜!
しかも、私が大好きな焼酎も造っているって聞いて、がぜんやる気が沸いてきました(笑)!
さて、今回はどんなお酒との出会いが待っているのかしら……。

明治時代にタイムスリップ!

宮﨑本店のある楠町は、鈴鹿山系から湧出する伏流水に恵まれ、酒造りが盛んな土地です。明治から昭和初期にかけて、最盛期には30軒以上の酒蔵が立ち並んでいたそうですが、現在は一部の酒蔵を宮﨑本店が譲り受けているんですって。その敷地面積、なんと22,000平方メートル!当時建てられた蔵や貯蔵庫はどれもノスタルジックな黒壁がステキで、明治時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるほど。


そして、ブラブラ歩いていると、どこからともなく甘い香りが漂い、飲んでいないのに(!?)気分がよくなっちゃう(!?)ステキな場所です。

宮﨑本店の看板商品といえば、日本酒の「宮の雪」と甲類焼酎の「キンミヤ焼酎」。今回、酒造場などを案内してくださった6代目の宮﨑由至さんが、こんなお話しをしてくださいました。

「地元、三重県で宮﨑本店と言えば『宮の雪』なのですが、実は関東で宮﨑本店と言えば『キンミヤ焼酎』なんです」(宮﨑さん)。地域によって、好みが分かれるのかしら??「関東の大衆酒場では、キンミヤ焼酎が人気なんです」(宮﨑さん)。

黒壁が続くこのエリア、とても絵になるでしょ!


この緑のタンクには、「宮の雪」が貯蔵されています。

ウイスキーの樽を利用して、焼酎を熟成させているんですって!

この大きなタンクには、「宮の雪」のもろみが詰まっています。

せっかくだから、看板商品を飲み比べ!

事務所の目の前には、明治25年に建てたられた蔵を利用した資料館があります。そこでは、一般の方も予約をすると、酒造りに使われていた古い道具の見学や、宮﨑本店の歴史が学べるんですよ! そして、酒蔵見学の楽しみの一つ(ウフフ……)、試飲もできます。今回は、伊勢志摩サミットで総理夫妻主催のカクテルの機会に振る舞われた日本酒「宮の雪 純米酒」と、キンミヤ焼酎をいただきます。


まずは「宮の雪 純米酒」からひと口。あ、これは飲み過ぎちゃうタイプかも(笑)。お猪口を傾けた瞬間、ふわりとやさしい香りが漂い、口に含むとスルスルとノドを落ちてゆく……。至福の瞬間です。各国の首脳も同じ気持ちだったのかしら?


手づくりの麹と純粋酵母を使って、低温でじっくりと醸した「宮の雪 純米酒」をゆるゆると楽しんでいたら(あくまで試飲ですが……)、続いて、キンミヤ焼酎の登場です。思いがけず出されたのはロックグラスに注がれたキンミヤ焼酎。え!? 焼酎をストレートで?って驚いていたら「とてもまろやかで、口当たりがいいので、ぜひストレートで味わってみてください」(宮﨑さん)。その言葉を信じて、ひと口。あ、ほんとだ。スッキリとしているけど、とってもまろやか。 「鈴鹿山系の伏流水は、超軟水で粒子が細かい。だから、ピュアでスッキリとした味わいになるんですよ」(宮﨑さん)。なるほど。組合わせる素材の良さを引き立ててくれる焼酎ってことですね!

資料館で、お酒造りのお勉強です!


待ちに待った(笑)、試飲タイムです。

伊勢志摩サミットで振る舞われた「宮の雪 純米酒」。

昔から変わらないというパッケージもステキな「キンミヤ焼酎」です。

遼河はるひの体験後記

今回おじゃました宮﨑本店は、広大な敷地に重厚な佇まいの蔵や貯蔵庫が立ち並んでいて、歩くだけでもノスタルジックな気分に浸れちゃうステキな場所でした。 しかも、大正10年に建てられた事務所など、5棟が国の登録有形文化財に指定されているんです。 そこで造られているお酒を支えているのが、鈴鹿山系の伏流水。地下150mから汲み上げる天然水は、ミネラル分をほとんど含まない超軟水なんです。だから、日本酒も焼酎も、まろやかな口当たりになるんですって。 またまた、お気に入りのお酒が増えてしまいました(笑)!

この中で日本酒がブクブクと発酵してますよ〜!

SHOP DATA
■株式会社 宮﨑本店

【住所】三重県四日市市楠町南五味塚972
【電話】059-397-3111
【HP】https://www.miyanoyuki.co.jp

遼河はるひ プロフィール

愛知県名古屋市出身。元宝塚歌劇団・月組男役スター。高校生の時に初めて観た宝塚に魅せられ、1994年、宝塚史上もっとも倍率の高い年に宝塚音楽学校に入学。1996年、宝塚歌劇団入団。数々の舞台を経て、2009年退団。退団後は、女優・タレントとして活動。バラエティ番組にも多数出演し、活躍の幅を広げている。

舞台 『アニー』(2016年)
『エリザベート』(宝塚歌劇団2009年)
映画 『はなちゃんのみそ汁』(2015年)
ドラマ 『癒し屋キリコの約束』(2015年)
CM 『豆腐よーぐるとぱっく 玉の輿(盛田屋)』