名古屋おもてなし武将隊が、中日新聞販売エリア統一を目指し、平成の世に誕生した新しいスポットを巡ります。

毎回、中日新聞の地方版ごとに分けられたエリアをたずね、そのエリアを代表するスポットを毎月1箇所ずつご紹介(制覇)。

第二回目は、徳川家康が「なごや東版エリア」を訪れました。

参戦地 其の弐:なごや東版エリア


招き猫ミュージアム
瀬戸蔵ミュージアム


瀬戸市を代表する産業、瀬戸物と招き猫の歴史を紹介するミュージアムの魅力を探ります。

「徳川家に縁の深い瀬戸の町は、招き猫の町でもあるミャ?」
「尾張徳川家の菩提寺・定光寺のある瀬戸の町が、招き猫の町でもあると聞いた。ぜひ、それを体感してみたいのじゃが……」


今回、家康が訪れたのは日本最大級の招き猫博物館です。

陶磁器メーカーの倉庫を利用した建物は、大正時代の瀬戸の洋館をイメージ。館内には、約5,000点もの招き猫のコレクションが所せましと並びます。

「約100年前(明治30年代)、日本で初めて招き猫の量産に取り組んだのが、瀬戸市であったそうじゃ」

そんなご縁から、日本招猫倶楽部の世話役・坂東ご夫妻の協力のもと、2005年3月にオープン。今年で10周年を迎えるミュージアムで、招き猫づくしを楽しみます。

「いざ、招き猫ワールドに参ろミャ?」。レトロな館内では、招き猫の歴史を学んだり、招き猫の染付体験をしたり……。お楽しみが満載です!


家康が真っ先に飛びついたのが「招き猫染付体験」。
「なになに……。ワシの思うがまま、招き猫に色を塗れるのじゃな。なんとも面白そうな体験じゃ!」

「この真っ白な招き猫を、ワシが見事に着飾らせてみせようぞ!」家康が選んだのは、左手を挙げた人招き。ちなみに、右手を挙げているのは、金招きと云われています。


まずは素焼きされた真っ白な招き猫に、鉛筆で下書きをします。「ふふふふ?ん。テーマはもちろん、徳川家じゃ。できあがりを、楽しみにいたせ」

下絵を元に、「呉須(ごす)」と呼ばれる、酸化コバルトを主成分とした顔料で色を付けていきます。家康も思わず真剣!

背中にはもちろん、三つ葉葵!
「これで、この招き猫も立派な徳川家の一員じゃ!」

家康オリジナル招き猫の完成です。染付を終えた招き猫は一旦スタッフに預け、1200度の窯で焼き上げてもらいます。




めざせ天下統一!おもてなし武将隊、いざ参る!

「続いて、招き猫の歴史を学びに2階へ参ろう」
招き猫の染付体験を終えた家康は、続いて2階の博物館へと足を運びます。

「2階では、招き猫の豆知識や全国にある招き猫の寺社などが紹介されておるそうじゃ」

日本全国でつくられた郷土玩具の招き猫、産地別の招き猫、珍品招き猫……。壁一面が、テーマ別に展示された招き猫で埋め尽くされた空間に、家康も思わず大ハシャギ!

大正時代から現代まで、瀬戸で生産された招き猫たちを展示するコーナーを見学。特徴は、すらっとした顔立ちです。「どやつもこやつもみな、かわいらしいのぅ」

「これほどまでに装飾された招き猫は、まさに宝である」陶器の肌に五彩や金の絵付けがされた九谷の招き猫は、西洋での人気が高く、生産量のほとんどを輸出していたそうです。

「百花繚乱 現代の招き猫」の展示コーナーには、ユニークな表情の招き猫がたくさん! 「じっくり見てみると、おもしろいやつがおるのぅ」

博物館の奥に広がるのが「全国招き猫の寺社めぐり」コーナーです。「東京にある井伊家の菩提寺、豪徳寺も招き猫の寺なんじゃな?」

家康が抱っこをしているのは、ちょっと珍しい木彫りの黒い招き猫です。「黒い招き猫は、災いを防いでくれるそうじゃ!」

博物館の見学を終えた家康は、1階のカフェスペースで休憩。「招き猫の奥深い世界を堪能した。満足じゃ」

「猫の手から茶が注がれるとは、傑作じゃ」カフェスペースでは、猫をモチーフとした器で、日本茶やコーヒーなどが味わえます。

「瀬戸といえば瀬戸物。その魅力を探りに参ろう」
招き猫にすっかり癒された家康は、名鉄瀬戸線の終点、尾張瀬戸駅ほど近くの瀬戸蔵へ向かいます。目的は、2・3階に広がる「瀬戸蔵ミュージアム」です。

「ワシが現世に甦ってからというもの。かれこれ5回ほど訪れたかのぅ。徳川家の御用窯、加藤唐三郎氏の作品も展示されておる、見応えのある博物館じゃ。本日も真に楽しみじゃのぅ」

広々としたミュージアム内には、瀬戸で生産されたやきものや、生産工場、道具などがズラリと展示。瀬戸焼千年の歴史が体感できるミュージアムです。

入口すぐにそびえ立つのは、大正末期から平成13年まで実在した尾張瀬戸駅の駅舎を再現したもの。「大正時代の流行を色濃く残す、貴重な建物じゃ」

駅舎の中には、当時のホームも再現されています。
「瀬戸電(名鉄瀬戸線)は、昭和51年まで名古屋城のお堀を走っておったんじゃ」

昭和40年代に実際に走っていた車両を展示。「いざ、名古屋城を目指して出発進行?!」

「この車両は、瀬戸電引退後は谷汲線で活躍しておったそうじゃ」。現在は、車体の色や手動ドアなど、瀬戸電当時の姿に戻して展示されています。」

昭和30・40年代の瀬戸の焼物工場を再現したコーナーは、当時を知る人も驚くほど細密につくり込まれています。「よし、ワシが染付を手伝おう」(※特別な許可を得て撮影しています)

「最盛期には、瀬戸の町にこのような煙突が500から600本も建っておったそうじゃ」当時の煙突には、常滑で焼かれた土管を利用していたそうです。

3階の展示スペースには、古墳時代から現代まで、瀬戸の町でつくられたやきものを約1,000点展示。「時代の流れに沿って展示されておるので、その変遷がわかりやすいのぅ!」

今回のスポット情報
招き猫ミュージアム
【住所】愛知県瀬戸市薬師町2
【電話】0561-21-0345
【開館時間】10:00~17:00(入館は?16:30)
【休館日】火曜日(祝日の場合は営業)、年末年始
【入館料】
 無料、2階博物館は大人300円
 大学・高校生200円、中学生以下無料
【駐車場】なし ※駐車サービスあり
【公式サイト】招き猫ミュージアム
 ※館内は撮影禁止のか所があります。今回は特別な許可をいただいて撮影しています。
瀬戸蔵ミュージアム
【住所】愛知県瀬戸市蔵所町1-1
【電話】0561-97-1190
【開館時間】9:00~18:00(入館は 17:30まで)
【休館日】年末年始 ※月1回程度の臨時休業あり
【入館料】
 大人500円、大学・高校生・65歳以上300円、中学生以下無料
【駐車場】あり(60分無料、以降60分ごとに100円)
【公式サイト】瀬戸蔵ミュージアム
名古屋おもてなし武将隊
名古屋おもてなし武将隊のご紹介
2009年11月、名古屋開府400年に合わせて6人の武将と4人の陣笠で結成。名古屋の魅力を全国に伝えるため、名古屋城を中心にさまざまなイベントで活躍する。
 ・公式HP:http://busho-tai.jp/