• vol.05
  • 西尾の抹茶

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    名産品

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700年以上の歴史をほこる抹茶のふるさとで
無農薬栽培の美味しい茶葉に出会いました!

色とりどりの野菜に、みずみずしいフルーツ……毎日の食卓をゆたかに彩る新鮮な農産物。
「ほっとマルシェ」では、伝統野菜や新顔野菜、全国にほこる野菜など、意外と知られていないご当地の農産物を紹介します。地元で生産されているものを知るだけで、毎日の買い物がさらに楽しくなるかも!?
第5回は、特許庁の地域ブランドに認定されている「西尾の抹茶」をご紹介。その歴史は古く、文永8年(1271年)創建の実相寺境内に、開祖・聖一国師がお茶の種をまいたことに始まります。その後、明治5年(1872年)に紅樹院の住職が、京都から茶種と製茶技術を導入。寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる黒い覆いをかぶせる「覆下栽培(おおいしたさいばい)」で、国内有数の産地へと成長しました。日光を遮られた茶葉は、薄く柔らかく、旨味成分のテアニンを多く含む高級品に。さらに寒冷紗を茶葉に触れないよう棚の上に広げることで、まろやかな香りと優しい甘さが生まれます。
今回は、そんな西尾で無農薬栽培に果敢に挑む農家さんにおじゃましました。

お茶の豆知識

お茶とひと言で言っても、抹茶や緑茶、ウーロン茶、紅茶など、その種類はさまざまです。それぞれ色や香り、味も異なりますが…その違いは何かご存知ですか?実はこれらのお茶はすべて、チャノキ(ツバキ科ツバキ属の常緑樹)からつくられています。チャノキにも品種はあり、アッサム種と中国種に大別されますが、味などの違いは栽培方法や加工法によるもの。つまり、同じ茶葉から、緑茶も紅茶もつくれるということです。
加工法による大きな違いは、発酵の有無。詳しくは下記で説明します。
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西尾で無農薬栽培を続ける唯一の農家、
「緑茶の龍香園」岡嶋さんからのメッセージ

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私は平成16年(2004年)から、農薬、化学肥料、除草剤を一切使わず、自然草と共生した畑でお茶づくりを始めました。それを支えたのは、家族の「農薬は使いたくない!」という強い想いです。1か所の畑ではなく、全畑で無農薬栽培を始めた理由は、虫が発生した際に生じる迷いを断ち切るため。当時、葉っぱをすべて落としてしまったチャノキは、「私はどうしたらいいの!?」と思ったことでしょう。それは私たち人間も同じで、極度のストレスにより入院をしたことも。しかしこの15年間、試行錯誤を繰り返し、地元と葛藤しながらもやってこられたのは、当初の想いがあったから。これからも「心から安心して飲めるお茶づくり」をモットーに、皆様に喜んでいただけるお茶づくりを続けていきたいと思います。
  • 手塩にかけて育てる茶畑で、こだわりをたくさん語ってくれた岡嶋さん。

  • 「紅ふうきパウダー」と「てん茶パウダー」は、アレルギー症状の緩和にも効果があると評判です。

  • 「たべりん茶」は、おにぎりに混ぜるのがおすすめ。

  • 自園茶葉のみでつくった抹茶も人気商品です。

「お茶摘み体験」リポート

毎年5月第2日曜日に開催される「お茶摘み体験」の様子をご紹介。今年は清々しい陽気の下、子どもから大人まで大勢の方が参加。茶摘みを楽しんだり、お茶グルメに舌鼓を打ったり、思い思いに楽しんでいました。
  • 今年で第8回目を迎える「お茶摘み体験」。毎年参加されるファンもいらっしゃいます。

  • まずは岡嶋さんが茶摘みをレクチャー。枝から葉だけをしごいて摘む「しごき摘み」のコツを教えてもらいます。

  • 真っ黒な幕に覆われた茶畑は、西尾市ならではの風景です。

  • 大人の腰から胸の高さまで育ったチャノキ。日光を求めて真上に伸びた新茶は、鮮やかな緑色です。

  • 枝を手のひらでそっと包み、上へグッと持ち上げると、茶葉だけがしごきとれます。参加者の皆さんはコツをつかむまで、何度も挑戦していました。

  • カゴの中に茶葉がたまってきたころには、青々しい香りが鼻先をくすぐります。

  • 茶摘み体験の合間には、自園茶葉を使った抹茶や和菓子のおもてなしが。

  • てん茶を石臼で挽いて、抹茶を作る体験も人気です。挽きたての抹茶は、色がとても鮮やか!

DATA

緑茶の龍香園(りゅうこうえん)

【住所】
愛知県西尾市上町南名向25
【電話】
0563-57-2282
【営業日】
毎週木曜日(5月は繁忙期のため不定期)
農薬、化学肥料、除草剤は一切使用せず、自然草を緑肥に栽培するこだわりのお茶農家です。生物多様性をテーマにした畑の土はふかふかで、カエルやてんとう虫、バッタなどの姿が見られます。毎年5月の第2日曜日に開催される「お茶摘み体験」は、今年で8回目。茶畑の様子や澄んだ空気を直接感じられる、貴重な機会です。
自園茶葉のみでつくる商品は、てん茶、抹茶、緑茶など豊富にそろいます。てん茶を凍結粉砕した「龍香てん茶パウダー」は、茶葉を丸ごといただけるのが特徴。水にも溶けるので、気軽に飲める抹茶ドリンクとしても人気です。商品は茶園(上記住所参考)、またはオアシス21 オーガニックファーマーズ朝市村(毎週土曜日開催)などで購入できます。

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