あなたの街の中日新聞販売店

今月の販売店

File No.39

中日新聞 三江島専売店
柵木新聞店


住 所 愛知県西尾市小島町寺内22
電 話 0563-52-1154
F A X 0563-52-3396


プロフィール
柵木 俊明さん
1938年以前に創業した老舗販売店の次男に生まれる。3代目の店主に就任後、正社員の雇用など業務改革を促進。現在は息子の英明さんを実務者に、二人三脚で店を切り盛りする。

柵木 俊明さん

3代目店主が築き上げた地域とのつながりを生かし

4代目が新しい取り組みをスタート。

今回の訪問先は西尾市の柵木新聞店です。3代目店主の柵木さんは、家族旅行に行けないさみしさから家業への反発心を抱きながらも、26歳のときに実家の販売店に入店。「父から店を継いでくれと言われたことはありませんでしたが、その期待を私自身感じていました」。
その後34歳の時、相次いで両親が他界。「その年が、人生の転換期だったかもしれない。とにかく大変なことばかりでしたが、店を守るためにがむしゃらに働きました」。その経験を生かし、数年後には正社員の雇用、折込機や印刷機の導入など、さまざまな業務改革に取り組みます。ようやく仕事が波に乗ったのが40歳のころ。時間的な余裕もでき、PTAや町内会、ボランティア組織の会長を務めるなど、地域貢献に精を出します。そんな折、病院の検査で喉の声帯に腫瘍が発覚。「声が枯れたので病院に行ったら、腫瘍が見つかった。目の前が真っ暗になり、販売店の仕事をどうするべきかすぐに家族会議を開きました」。
それまで息子の英明さんに、店を継いで欲しいと言ったことがなかった柵木さん。「本人の意思を尊重してやりたかったんです」。その時のことを息子の英明さんに尋ねると「私自身、店を継ぐ気はなかったんです。しかし、家族会議で父が『英明が継ぎたくないなら、自分の代で看板を下ろす』ってポロッとこぼした。これまで好き勝手やってきて、親孝行の一つもしてこなかった私ですが、その言葉を聞いてこの店を守ることが一番の親孝行だと、入店を決心しました」。
実家の販売店に入店した英明さんは、柵木さんのいい所はそのままに新しい取り組みをはじめます。「小さいころから新聞に親しんでほしいと思い、近くの小学校に無償で新聞を配達しています」。毎朝、学校の正面玄関に設置された新聞ボックスに新聞を配達。日直の生徒がそれを教室まで届け、授業などで活用してもらっています。「これは、父が築いてくれた地域との太いパイプがなければ、実現できなかったでしょう」。
柵木さんの腫瘍はその後の検査結果で悪性でないことがわかり、現在は親子のコンビプレーで販売店を支えています。

「どれだけ頑張っても父を超えることはできません」と笑顔で話す息子の英明さん。

スタッフは全員区域内の方々。一緒に働く仲間でもあり、お客さまでもあります。


柵木さんが築いた地域との太いパイプと、英明さんのアイデアで実現した「新聞ボックス」。

販売店エリアのおすすめスポット
■香嘉園

抹茶生産量日本一の西尾市に店を構える香嘉園では、石臼で挽いたきめ細やかな抹茶が購入できます。
「石臼で粉砕した抹茶は、きめが細かく飲み口もとてもなめらか。石臼を低速回転させることで、てん茶に熱のストレスがかからず、豊かな香りも楽しんでいただけますよ」と3代目店主の内藤尚樹さん。店内では抹茶(1,000~3,000円/30g)のほか、暑い夏におすすめのグリーンティー(600円/250g)などを販売。挽きたての抹茶を求めて、名古屋からもリピーターが多く訪れるそう。
2年前にはショッピングセンター、ヴェルサウォーク西尾1Fに「香嘉園 matcha cafe」をオープン。イートインスペースでは、地元酪農家「酪」の搾りたて牛乳と自慢の抹茶を使ったソフトクリームなどが味わえます。


香嘉園
【住所】愛知県西尾市西浅井町西田39(本店)
【電話】0563-52-1660
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】日曜日

 

1950年創業の抹茶専門店には、県外からの客も多く訪れます。
クリーンルームの石臼で抹茶を挽く。石臼には岡崎の御影石を使用。
冷水や牛乳に溶かして味わうグリーンティーは、夏におすすめの商品。
■ふれあいの道

柵木さんが会長を務めるボランティア団体「ふれあいの道を育てる会」のメンバーが維持管理をしている、約1.4kmの遊歩道です。2000年に新矢作川農業用水の開水路を地下のヒューム管に流す工事を実施した際、同時に整備が進められました。
遊歩道には、河津桜やソメイヨシノなど約260本のサクラが植えられ、春には地元で人気のお花見スポットに。ほかにも、ボランティアによる焼き芋の販売(毎年1~3月)が行われたり、小学校のマラソン大会のコースになっていたり、地元には欠かせない遊歩道として活用されています。
毎年8月の第一土曜日に開催される納涼会に向け、柵木さんはボランティアスタッフと協力しながら今年も準備の真っ最中です。



ふれあいの道
【住所】愛知県西尾市小島町

 

 

約40名のボランティアスタッフの手で維持されている遊歩道。
遊歩道の真ん中辺りには、ひと休みできる東屋が設置されています。
小さな水車がクルクルと回る親水広場は、散歩にもおすすめ。

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