• 2016年
    (平成28年)
    05月11日
    (水曜日)

    なんでもござれ!な大須商店街で妖しい店々に酔いしれる!?

    もはや定番となりつつある、編集長のスポット名ジェスチャー。今回は、大須商店街だから「おーっす!」

     前回は円頓寺商店街を探索したので、今回も古い商店街へ。やはり神様仏様の参道界隈が人や店を呼び寄せる傾向があるようだ。昔は遊郭などが設営されて色街花街としても賑わったようだ。大須観音の界隈は、下北沢と戸越銀座と秋葉原がミックスされたような活況で、まさにカオス。電気店や飲食店、劇場、演芸場、オタク文化の発信地、様々な要素が混じり合って、老若男女問わず似合う街である。
     まずは大須観音にお参りをしてみんとてするなり。随分と立派な造りで、日本三大観音の一つとも言われているらしい。色々な場所で「鳩に餌をやらないでください」と咎められるこのご時世に、鳩に公然と餌をやることができるのだ。いや、別に普段から「鳩に餌をやりたいなあ」という欲求があるわけでもなんでもないのだが、餌をまいてそこにおびただしい鳩が一斉に群がる様は、何か世の中を動かしているような気分になる。

    訝しげに小窓を開け鳩の餌を購入する編集長。
     敷地内に鳩の餌を購入する小屋があり、そこの窓を開けて一皿分を取り出して、料金を勝手に入れるだけという、農家の直売所のような趣。はたして、窓を開けて一皿取り出そうとした刹那に、あわよくばその窓から中に入ろうとする抜け目のない鳩がいて緊張が走った。
     慎重に手に持って、そこから小出しに与えてやろうと思ったにもかかわらず、いきなり私はアルフレッド・ヒチコック監督の名作映画「鳥」よろしく、大軍に突かれることになり、少なからず恐怖を覚えてしまった。やらなければよかった。
     参拝した時に頭上の大きな提灯を見たら、そこの金網でできている部分から中が透けて、木切れのようなおみくじのようなものが詰め込まれているのが見える。これが何なのかを調べたが、ついにわからず。いや、そこまで念を入れて調べたわけではないだろうと言われればそれまでだ。話は終わりさ。
    餌を手にした瞬間、無数の鳩に襲われる編集長。完全に腰が引けてます…。
    気を取り直してお参り、お参り。心なしか、背中が疲れて見えるのは気のせい?
    この巨大な提灯の中に何が入っているのか、目を凝らしたけど、分からずじまい……。
  • 2016年
    (平成28年)
    05月11日
    (水曜日)

    「ごった煮」と称される商店街の実力を歩いて試したるがね!
    まずは、大須観音から続く大須観音通りを探索!
     大須射撃場は週末のみの営業だそうで、休みだ。本格的なライフル銃を打てるらしいが、以前ハワイで10ドル払ってピストルから3発打たせてもらったが、こういう遊びは私には向かないと強く思ったので今回は逆に運がよかったかもしれない。

     大須演芸場もこの日は興行を行っていないようなので、また後日にしようと思って歩いていると、「お笑い」の文字が目に入った。居酒屋のようだが、「お笑い劇団伊勢」と書かれた貼り紙が所狭しとある。
    編集長の腕前を楽しみにしていたスタッフ一同でしたが……。そういうことなら、次いってみよー!
    まだ営業時間ではなさそうだが、店の中はどんな感じなのだろうとガラスの隙間から覗こうとした途端に戸がガラリと開いて、ダミ声のおじさんが「困るなあ!」と怒られてしまった、というのは勘違いで、ツッコミだったようだ。私は思わず飛び退いてしまったが、なんだろう、このびっくり箱のようなシステムは。気さくな雰囲気で何やら軽口を叩いてくれるので、大笑いしながらその場を去った。どうもこのおじさんは伊勢元気さんという喜劇役者で、元吉本新喜劇の団員だったそうだ。 店の張り紙や写真を何気なく眺めていたら、突然扉が開いてビックリ!劇団に勧誘されてしまう編集長なのでした。
     少し不思議な店を見つけた。フェイクのドアや覗き穴のディスプレイがどこかのテーマパークのような雰囲気を思わせる、その名も「水曜日のアリス」という店だ。水曜日のカンパネラを思い出したが、全く関係はなさそうだ。飛び込みでの撮影は禁止なので、外観だけを撮らせていただいた。 穴があると、つい除きたくなっちゃう悲しい性。
    「ぬぉ~~! 開けてくれー!!」って、このドア、フェイクなんですってば。
  • 2016年
    (平成28年)
    05月11日
    (水曜日)

    やはり、最後に辿り着くのはきまって酒場。

     この界隈には色々な路地、小路があるけれど、ここはひときわ妖しい雰囲気を持っている。雑貨店や飲み屋など、佇まいが個性的すぎて近寄りにくいところもあるが、すこぶるオープンな感じでつまみの仕込みをしているお兄ちゃんが見えたので声をかけたら快く入店を促してくれたので、まだまだ時間も早いというのに飲む羽目になってしまったではないか。
    東仁王門通から続く、文珠小路。編集長の後ろに佇む「完全閉店」「奇跡の…ぱわーすとーん」の張り紙も気になるが。 無造作に置かれたブラウン管テレビに「DR」の文字が。これは一体、何を意味しているのか……。ご存知の方は、ご一報を!

    「昼飲だって、良いじゃない!」の看板に吸い寄せられる編集長。  

     この店は、「木花咲耶」という昼飲み歓迎の隠れ家風居酒屋だ。昼飲み歓迎というだけで、夜ももちろん営業しているらしいが、まだオープンして日が浅いらしく、厳選した地酒を月代わりで県別に特集していくという面白い演出を目指しているという。なんとこのお兄ちゃん、21歳で独立して店を開いたという。首元に真新しい、色っぽい引っかき傷があるので聞いたら照れるかなあと思いつつも「猫でも飼っているの?」と聞いたら、「トカゲなんです」……。やはり、ひときわ妖しい路地だけのことはある。

    日本酒に一家言ある店長を前にして、日本酒を飲まずにどうする! とばかりに、最初から日本酒に手を出す編集長。 文珠小路付近でなんと「ギャラリー キッチュ」を発見! ついに、名古屋にもこっそり進出か!? 名古屋を代表する商店街だけに見処がたくさんありすぎ(笑)。大須商店街の旅は次回に続きます! 乞うご期待!!
    松尾貴史
    編集長松尾貴史
    1960年5月11日生まれ。兵庫県神戸市出身。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業。俳優、タレント、ナレーター、コラムニスト、“折り顔”作家、カレー店「般°若」店主など幅広い分野で活躍。
    著書にPHP新書「なぜ宇宙人は地球に来ない? 笑う超常現象入門」等多数。
    2016年5月~6月上演、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル「マーダー・フォー・トゥー」に出演。
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